上記の記事では、
筆者なりの年齢の数値なんて忘れて音楽に没頭するコツ
を3点紹介しました。
② 積極的に幅広い年齢の音楽仲間をつくる
③ 音楽仲間と一緒にみんなで歳をとっていく幸せを感じる
今回の記事では、
もう少し実技の中身の話をしましょう。
この視点から見た
「年齢を重ねることをネガティブに考えずに音楽を続けるコツ」
というのは、
「今までていねいに学習を進めてきたのであれば、音楽的には今がいちばん充実している」
というのを腑に落とすことです。
仮に、若い頃のようにバリバリ弾けなくても
音楽の中身に関しては
若い頃に分からなかったことが分かる、
という状態のこと。
この状態へもっていくつもりで学習しながら
年齢を重ねていく。
そうすると
毎日がもっと楽しくなります。
もちろん、バリバリ弾けてもいいですよ。
少し極端な例を出しますが、
マスタークラスなどで教えている著名な音楽家も、
今までたくさんの経験を積んできて
音楽を見抜く力が圧倒的に磨かれているからこそ、
どんな作品でも的確に指導できるわけです。
中には、現役の演奏活動を退いている方もいるので
その場合は
ただ単にバリバリ弾くという意味だけで言えば
受講生のほうが達者のこともあるでしょう。
しかし、
文章やひとつひとつの言葉というのは
その人物が今まで積んできたものも一緒にもってくるので
経験を積んで年齢を重ねてきた人物の指導というのは
内容の充実度はもちろん、
それ自体に重要な意味があるんです。
趣味で演奏している場合でも同様。
若い頃に分からなかったことが分かる、
という状態にもっていくつもりで学習しながら
ピアノ音楽の世界をひも解いていくことで、
仮に、年齢を重ねて技術的にできないことが出てきたときにも
気持ちをダウンさせずに
音楽へ向かうことができるでしょう。
筆者も、あれよあれよという間に
年齢が上がってきていますが、
「音楽をやってきた中で、今がいちばん楽しい」
という状態を維持できています。
とにかく、
「今までていねいに学習を進めてきたのであれば、音楽的には今がいちばん充実している」
というのを腑に落として
数値なんて忘れて音楽に没頭しましょう。
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