前回の記事は、
「ターンの開始音へアクセントをつけてしまわないように」
という内容でした。
似たようなアクセント関連の注意は
「タイで頭が結ばれているリズム」
においても必要。
具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
ドビュッシー「前奏曲集 第1集 より 帆」
譜例(PD作品、Finaleで作成、曲頭)
1小節2拍目の裏では
4つの32分音符が詰まっていますが、
そのはじめの音は
直前からタイでつながれていますね。
こういったリズムはよく見られるものですが、
タイでつながれた音の直後で発音する音に
アクセントがついてしまわないよう
注意しなければいけません。
丸印で示した音のことです。
タイで結ばれた頭の音で
しっかりと「体内のザッツ」をとらないと
リズムがくずれてしまう。
だからこそ、
ある種の苦労がともなって
タイでつながれた音の直後の発音する音に
アクセントがついてしまいがちなのでしょう。
そこだけ飛び出してしまっては音楽的ではなく、
ひとつの流れの中へ入れてあげるべきです。
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