■「楽譜への書き込み」におけるポイント
♬【全レベル共通】書き込みは時々見直す
「楽譜への書き込みはまったくしない」
という方もいらっしゃいますが、
もしする場合は、
それらの書き込みをときどき見直してみましょう。
忘れていたことが、いくつも書いてあるはず。
意識して見直さない限り、
書き込みは景色の一部になってしまいます。
毎日使っている楽譜であっても。
書き込んだだけでは
やったつもりになってしまいがちなのです。
♬【全レベル共通】指遣いは積極的に書き込む
よほどの初心者ではない限り、
楽譜に「ド」とか「ファ」などと音名を書き込むのは
読譜力の向上の観点でもオススメできません。
文字を読んでしまって音符を読まなくなるからです。
ただし、
「運指」に関しては積極的に書き込むといいでしょう。
というのも、
毎回同じ運指を使うことで練習が積み重なるからです。
「練習が積み重なって力になる」
ということと
「毎回同じ運指でさらう」
ということは密接に結びついています。
もちろん、
練習中により良い運指を求めて変更するのは構いませんが、
その都度「これでいく」という決定が必要です。
♬【中級者以上】出来る限り「記号」で書き込む
言葉を使って、
「この音を少しだけ小さく」
などと書く箇所があってもいいのですが、
「記号」で書き込むことにもトライしてみましょう。
例えば、
後ろ寄りのクレッシェンドをする場合は、
「”だんだん強く”と書かずに、後ろ側が急激に広がる曲線による松葉を書き込む」
rit. をする場合は、
「”だんだん遅く” と書かずに、波線で視覚的に書き込む」
など。
まずは、
ここまでの3項目を意識してみるだけでも
確実に練習効果が上がるはずです。
是非取り組んでみてください。
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