【ピアノ】指間ストレッチを取り入れるメリットと注意点

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本記事では、
「指間ストレッチを取り入れるメリットと注意点」
を紹介しています。
住居環境などによっては、
ピアノを弾きたくても弾けない時間帯はあるはず。
そういった時間を有効活用して取り組んでみましょう。

 

筆者自身、以前に数年間、

「ミキモトメソッド フィンガートレーニング」

というメソッドの指導を受けていました。

 

その中で、「トレーニングボード」というものを使って指間をストレッチし、

より開くように訓練していく過程があったのです。

それを継続的におこなったことで、

確かに「腱」も「皮」も伸びることを実感しました。

 

 

 

 

 

 

 

限度はありますが

今よりも指が開くようになることで

特定の和音を「より楽に」おさえられるようになります。

そして「手首への負担」が軽減します。

 

そのことから、

趣味でピアノを弾いている方も

日常的にストレッチを取り入れるべきだと考えています。

ピアノをよりラクに弾くために必要なのは、

「手が柔軟に開くかどうか」です。

(限界はありますので、くれぐれもストレッチで痛めないように。)

 

ちなみに、ヴァイオリンの場合、

「ŠEVČÍK VIOLIN STUDIES」

という教則本の中で、

特定の指を押さえたまま他の指を開く過程があります。

一方、ピアノでは

「ミキモトメソッド フィンガートレーニング」

「コルトーのピアノメトード」

の中で少し取り上げられているだけで、

それほど重視した教育はおこなわれていません。

それは「必要ない」ということではなく、

「自身で考えて」取り入れていかなくてはいけないのです。

 

人によって手の形は違いますし、

ただひとつだけの正しいやり方はありません。

必ずしもトレーニングボードを使わなくても、

自身の手を使ってストレッチすることから始めるといいでしょう。

 

注意点は、次の4点です。

1. 入浴中などの「血行が良いとき」に適度におこなうこと
2. できる限り左右の手を「対照」にストレッチしていくこと
3. 決してグイとばかりに強引にやらないこと
4. ストレッチをしているときに「手首」をラクにしておくこと

 

特に、

「ストレッチをしているときに手首をラクにしておくこと」というのは、

気を抜くと忘れがち。

指と手首は独立しています。

無駄な箇所を固めずにストレッチをするクセをつけておかないと、

実際の演奏でも手を広げたときに手首を固めてしまう原因になる。

こういった理由で、注意が必要なんです。

 

最後に、大切なことをお伝えします。

「2、3日やってすぐに手が開くようにならなくてもやめないこと」

これを念頭に置いておきましょう。

股割りできるバレリーナも1日でできるようになったわけではありません。

毎日日課のように少しづつおこなっていくことが重要です。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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