練習のための練習とは、
「練習そのものを目的にしてしまっていること」
を指します。
例えば、
「毎日2時間練習しよう」
と決めた結果、
「2時間を越えないと」
ということで頭がいっぱいになる。
その結果、
集中力が切れても
ただ指先だけを動かして時間がすぎるのを待つ、
などといったようなケースが当てはまります。
こういった無意味な練習を避ける方法があります。
一度立ち止まって、
今取り組んでいる楽曲における以下の3点を
紙にダッーと書き出してみることです。
◉ しっくりきていないと感じていたのに放っておいたところ
◉ テクニック的に補強すべき部分がわかっていたのに放っておいたところ
こういったことを放っておいたままの練習というのは
言ってみれば、
「うまく弾けるところを気持ちよく弾いているだけ」
ということになります。
この書き出しをやらないと、
「とにかく時間を達成すること」に追われ続けることになってしまう。
ぜひ紙への書き出しをおこなってください。
言葉にすることで
書き出す過程で自分の頭が整理されます。
それに加えて
「視覚化 & 一覧化」するのですから
いっそう整理の効果が高まります。
今回は「放っておいたことの書き出し」をオススメしましたが、
特にスポーツ選手は
「目標」に関しても
「ノートへの書き出し」を徹底する選手が
非常に多いようです。
一種の自己啓発にもなるのでしょう。
「練習そのものを目的にしてしまっていること」
これを改善するためには
一度立ち止まるしかありません。
立ち止まると言っても
紙に書き出す時間だけなのですから
だまされたと思ってやってみてください。
思考停止してさらいまくるよりも
いい結果が得られるはず。
良い練習をするポイントは「言葉の有効活用」です。
【ピアノ】思考停止でさらいまくらないで
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント