【ピアノ】「練習のための練習」を避ける方法

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「練習のための練習」は、
極論すれば
「やった感を感じることで、上達を祈っているだけ」
「うまく弾けるところを気持ちよく弾いているだけ」
ということ。
こういった練習を避ける方法を紹介します。

 

練習のための練習とは、

「練習そのものを目的にしてしまっていること」

を指します。

例えば、

「毎日2時間練習しよう」

と決めた結果、

「2時間を越えないと」

ということで頭がいっぱいになる。

その結果、

集中力が切れても

ただ指先だけを動かして時間がすぎるのを待つ、

などといったようなケースが当てはまります。

 

こういった無意味な練習を避ける方法があります。

一度立ち止まって、

今取り組んでいる楽曲における以下の3点を

紙にダッーと書き出してみることです。

◉ 理解ができていないと気付いていたのに放っておいたところ
◉ しっくりきていないと感じていたのに放っておいたところ
◉ テクニック的に補強すべき部分がわかっていたのに放っておいたところ

 

こういったことを放っておいたままの練習というのは

言ってみれば、

「やった感を感じることで、上達を祈っているだけ」
「うまく弾けるところを気持ちよく弾いているだけ」

ということになります。

この書き出しをやらないと、

「とにかく時間を達成すること」に追われ続けることになってしまう。

 

ぜひ紙への書き出しをおこなってください。

言葉にすることで

書き出す過程で自分の頭が整理されます。

それに加えて

「視覚化 & 一覧化」するのですから

いっそう整理の効果が高まります。

 

今回は「放っておいたことの書き出し」をオススメしましたが、

特にスポーツ選手は

「目標」に関しても

「ノートへの書き出し」を徹底する選手が

非常に多いようです。

一種の自己啓発にもなるのでしょう。

 

「練習そのものを目的にしてしまっていること」

これを改善するためには

一度立ち止まるしかありません。

立ち止まると言っても

紙に書き出す時間だけなのですから

だまされたと思ってやってみてください。

思考停止してさらいまくるよりも

いい結果が得られるはず。

良い練習をするポイントは「言葉の有効活用」です。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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