具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、2-4小節)
カギマークで示した部分がひとつのフレーズですが、
その中に点線スラーで示したような細かなフレーズがあります。
もっと大きな視点で言えば、
曲頭から譜例のカギマークの終わりまでを
ワンフレーズととることもできます。
何を言いたいのかというと、
フレージングは
スラーで記譜されていないケースが多く、
作曲家が少し書き残したガイドのようなスラーと
自分の分析眼を頼りに
演奏者自身が読み取っていかなければいけないということ。
「大きなフレーズの中に細かな表現が入っている」
と考えるといいでしょう。
特に、フレーズがもっと長い場合には
それ全体にスラーがかかっているケースは
さらに珍しいものとなります。
フレージングについてより深く学習したい方は
以下の書籍を参考にしてください。
◉ フレージングとアーティキュレーション―生きた演奏のための基礎文法
著 : ヘルマン・ケラー 訳 : 植村耕三、福田達夫 / 音楽之友社
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