ピアノ演奏を含め楽器演奏では、
「森を見て木も見る」
という視点が重要。
例えば、4小節を一息で演奏するメロディがあったら、
「数音単位での細かいニュアンスは考えても、4小節を大きくひとつでとるという視点を忘れない」
ということ。
自分の中で意識があるかどうかで
出てくる音に大きな違いがあります。
「森(大きなフレーズ)」だけ見ていると
細部のバランスがとれずに荒削りになりますし、
「木(数音単位での細かいニュアンス)」だけ見ていると
フレーズが細切れになって音楽が流れません。
そこで、「森を見て木も見よう」ということなんです。
ピアノという楽器は
音が減衰することもあって
フレーズが切れてしまっているかどうかに
意外と気付きにくかったりします。
ある程度弾ける方の中にも
フレーズの短さが課題となっている学習者が多いのは
こういったことも理由のひとつなのでしょう。
まずは、自分の中で意識を持てるかどうかが大きい。
特に注意が必要なのは
「ゆっくり練習(拡大練習)」をするとき。
ゆっくり練習というのは
非常に重要な練習ではあるのですが、
どうしてもフレーズが短くなってしまいがち。
つまり、
「森を見ずに木だけ見る」
という状態になってしまいやすい。
その結果、それがクセになってしまうと
テンポを上げたときにマイナスになってしまいます。
ゆっくり練習をする際も
◉ フレーズの長さを意識すること
これらを忘れてはいけません。
通常のテンポでさらうときも
ゆっくりさらうときも
「森を見て木も見る」
という視点をもって練習していきましょう。
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