音楽書籍「楽式論 石桁真礼生 著(音楽之友社)」
を使った楽式学習を
散々オススメしてきていますが、
その中でも
ぜったいに外してはいけない部分があります。
「強小節」「弱小節」「重心」の項目。
すべて、楽式論の第1編で解説されているのですが、
結構多くの方がここを飛ばしてしまって
〈第3編 応用楽式〉以降ばかりに興味が向いてしまうようです。
しかし、何度でも言います。
楽式論を使った楽式の学習で
もっとも重要かつ、音楽力向上の糧になるのは
第1編の内容。
第3編へ入るまでの段階は
もれなく学習するのが原則ですが、
その中でも
ぜったいに外してはいけない
「強小節」「弱小節」「重心」
の項目を理解することで
音楽そのものを深く捉えられるようになり、
◉ どこでエネルギーを抜くべきか
などが明確に解釈できるようになります。
本Webメディアでは
「この音に重みを入れるべきで、この音は大きくならないようにおさめるべき」
などといった解説をすることがありますが、
そういった判断基準の中心になっているのは
もちろん「楽式論 第1編」の内容。
演奏、作曲、編曲などで力の差が出るのは
こういった学習を経て
音楽のエネルギーを正しく見抜ける力がついているかどうか
という部分に対してなんです。
はっきり言いますが、
こういった部分は
特別な時間をとって学習しなければ
一生身につきません。
何となくで弾く演奏や何となくで作る創作から
はみ出したければ、
必ず、「楽式論 第1編」を学んでください。
ピアノ演奏に活かせる!参考書「楽式論(音楽之友社)」レビュー
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