【ピアノ】楽譜と顔との距離を楽譜側から近づけて、演奏姿勢を良くしよう

スポンサーリンク
譜読みのときに首を伸ばして楽譜をのぞきこむのだけは
やめましょう。
そのクセはずっと残ってしまい
暗譜後など、楽譜を見ていないときの演奏姿勢にまで
悪影響を与えてしまいます。

 

演奏しているときには気がつかなくても

写真や動画などで自分の演奏姿勢を見ると

あまりの姿勢の悪さに

ひっくり返りそうになることもあるはず。

 

演奏姿勢がくずれてしまう大きな理由は、

【ピアノ】なぜ、ちっとも演奏姿勢が良くならないのか

という記事で書いたように、

小さい楽譜をのぞきこんでいるからです。

どんな大きさの楽譜をどのように使うのが望ましいのかを

上記記事で解説しましたが、

見やすい楽譜を使うこと以外にも

簡単にできる姿勢対策があります。

 

譜面台を手前へ引き出してください。

引き出せないタイプのピアノを使っている場合は、

譜面台へ楽譜などを1冊置いて

そこへ重ねるように使いたい楽譜を置いてください。

自分が覗きこまなくても楽譜との距離を物理的に近くすればいいんです。

顔を近づけるのではなく

楽譜側から近づけるんです。

 

まず、グランドピアノの場合について。

ほとんどのグランドピアノでは

譜面台を手前へ引き出すことができるので

指一本ぶんくらい引き出してしまいましょう。

多少音響が変わるのですが

譜読みで楽譜へかじりついているときは

いったん、楽譜の見やすさを優先してもいいでしょう。

 

(写真、筆者所有のピアノ)

 

写真の状態では

譜面台をいちばん奥まで押し込んであります。

この状態ではチューニングピンなどが丸見えですよね。

いったん音響のことは無視して

これらのピンが見えなくなるくらい手前へ引き出してしまってください。

そうすると、

楽譜と顔との距離がかなり近くなり

楽譜をのぞきこまなくても済むようになります。

 

次に、譜面台を引き出せないタイプのピアノの場合について。

効果はそれほど大きくありませんが

譜面台へ楽譜などの土台を1冊置いて

そこへ重ねるように使いたい楽譜を置いてください。

 

譜面台の形状にもよりますが、

メインで使いたい楽譜と顔との距離を

多少は近づけることができます。

特に、アップライトピアノの譜面台では

少しの効果しか期待できませんね。

一部の電子ピアノの譜面台では

台自体の奥行きがあり

厚みのある土台楽譜を置くことができるので、

ある程度の短縮を期待できます。

 

とにかく、譜読みのときに首を伸ばして楽譜をのぞきこむのだけはやめましょう。

そのクセはずっと残ってしまい

暗譜後など、楽譜を見ていないときの演奏姿勢にまで

悪影響を与えてしまいます。

 


 

Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV

X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg

 


 

無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」

 

筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、

数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。

 

Kindle Unlimited 読み放題 無料トライアル

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

タカノユウヤをフォローする
姿勢
スポンサーリンク
タカノユウヤをフォローする
大人のための独学用Webピアノ教室(ブログ版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました