【ピアノ】出来れば、速いパッセージで5の指を回避してみる

パッセージが
ある程度の速度で細かく動く場合は、
出来れば、5の指を避ける運指付けができないかを
考えてみるのがおすすめ。

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

譜例（PD楽曲、Finaleで作成、45-49小節）

ここでの左手で演奏する動きのように

ある程度の速度で細かく動くパッセージでは、

出来れば、5の指を避ける運指付けができないかを

考えてみるのがおすすめ。

4の指とセットで5の指が出てくると

どうしてもそこだけもたついてしまったり

打鍵が浅くなってしまったりしがちだからです。

譜例の左手で演奏する16分音符部分では

多くの版に書かれている運指では5の指を使っていますが、

筆者が譜例へ書き込んだ運指を使えば

5の指を完全に回避することができます。

それに、暗譜をするうえでも

まったく問題のない運指になっていますので

試してみてください。

譜例は提示部ですが、

再現部の対応部分も

まったく同じ考え方でいけます。

今取り組んでいる楽曲に

似たようなパッセージが出てきたら

本記事の内容を思い出してみてほしいと思います。

とうぜん、パッセージによっては

5の指を使わざるを得ないケースもありますが、

「まずは一度、回避できないかを検討してみる」

という姿勢をもっているといいでしょう。

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