具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、18-20小節)
黄色のマーカーで示したメロディが
19小節目で下段の上声部へ受け渡されます。
しかし、ここで注意すべきなのは
黄緑のマーカーで示した部分も
脇役というわけではなく
もうひとつの重要なメロディとして出てくるということ。
複数のメロディが織りなしていく様子を
ていねいに表現するようにしましょう。
難しいのは、
右手パートのみを弾いていると
実際はメロディが受け渡されるところでブツ切れになっているにも関わらず
どことなくひとつのメロディとして成立しているように
感じてしまうこと。
そのように勘違いしてしまったら
メロディが受け渡されていることに意識が向かないまま
ずっとずっとさらってしまいます。
「何事も最初が肝心」と言いますが、
こういった部分でも
譜読みの段階からていねいに読むことの重要性を
再認識して欲しいと思います。
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