【ピアノ】段をまたいだメロディの受け渡しを見抜く②

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本記事は、
【ピアノ】段をまたいだメロディの受け渡しを見抜く
という記事の補足的内容。
本記事単体でもご覧いただけます。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.576 第2楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、18-20小節)

黄色のマーカーで示したメロディが

19小節目で下段の上声部へ受け渡されます。

しかし、ここで注意すべきなのは

黄緑のマーカーで示した部分も

脇役というわけではなく

もうひとつの重要なメロディとして出てくるということ。

複数のメロディが織りなしていく様子を

ていねいに表現するようにしましょう。

 

難しいのは、

右手パートのみを弾いていると

実際はメロディが受け渡されるところでブツ切れになっているにも関わらず

どことなくひとつのメロディとして成立しているように

感じてしまうこと。

そのように勘違いしてしまったら

メロディが受け渡されていることに意識が向かないまま

ずっとずっとさらってしまいます。

 

「何事も最初が肝心」と言いますが、

こういった部分でも

譜読みの段階からていねいに読むことの重要性を

再認識して欲しいと思います。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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