【ピアノ】弾き込みを辛く感じる気持ちの追いやり方

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弾き込みが辛く感じるシンプルな理由と
その気持ちの追いやり方
について解説します。

 

① 譜読みも弾き込みも楽しく進めることができる
② 譜読みはたいへんに感じるが、弾き込みは楽しく進めることができる
③ 譜読みは楽しく進められるが、弾き込みはたいへんに感じる

「どちらも辛い」という方は

ピアノを弾いていないと思いますが、

以上の3つだと

どれに当てはまるでしょうか。

 

②が多いと思いきや、

筆者の知っている学習者の中では

③の方が多い印象です。

「弾き込みがたいへんに感じてしまう」というもの。

これって、

減量(ダイエット)に似ているのではないかと感じています。

 

筆者は、階級制のスポーツをやっていたときに

減量を経験したことがあります。

減量を開始した頃は

着実に体重が落ちていくので楽しいのですが、

あるところまでいくと

なかなか落ちなくなり、

その後、維持すべき時期に入ります。

 

分かっていただける方も多いと思いますが、

この維持させるのが辛いんですよ。

普通にしていたら増えてしまうので、

維持するためだけであっても

アクションを起こし続けなければいけません。

 

減量で例えると

譜読みは、みるみる落ちていく期間。

弾き込みは、なかなか落ちない期間と維持期間。

やっただけ進んだ感を強く感じる譜読みとは異なり、

弾き込みというのは、進んだ感を感じにくい。

弾き込みをたいへんに感じてしまうのは

こういった部分から来ているのではないかと感じます。

 

たいへんに感じる気持ちを追いやるために必要なのは、

弾き込みの中で

その作品から1日1個だけでも

何か新しいことを発見しようと思って楽しむこと。

 

弾き込みのときほど、思考停止しやすい。

弾き込みが「たいへん」もしくは「意味のない時間」と思うのは

思考停止してしまって

楽しく学ぼうとしていないからです。

「弾き込みの段階になってからでも、まだまだ発見がある」

ということを踏まえてやれば

譜読みから弾き込みまでひとつながりで

楽しく作品を紐解けるでしょう。

 

それでも辛いのであれば、楽曲を変更してください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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