グリーグ「抒情小曲集 第3集 春に寄す op.43-6」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、35-36小節のリズム)
ここはカギマークで示したように
「2小節を3等分する」というリズム構造。
それによって、
聴衆の「リズムの感じ方」が変わります。
31小節目から始まった同型反復では
各小節の頭にアクセント記号がつけられていますが、
35-36小節目では、アクセント同士の距離がもっと縮まっています。
つまり、
「cresc.と共に切迫感を感じさせるための工夫」
と言えるでしょう。
したがって、
この効果を活かすためには、
「アクセントの位置を明確に表現する」
さらに、
「31-34小節目は、アクセントが書かれているところ以外は強調しない」
という意識をもつ必要があります。
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