♬ 楽譜の版による内容の違いとはどう付き合えばいいんだろう…
♬ 結局、どれに従えばいいんだろう…
♬ すべて勉強し直さないといけないのかな…
こういったモヤモヤする気持ちの晴らし方を
解説しています。
使用する楽譜の版によって
アーティキュレーションはもちろん、
音自体まで異なっていたりしますよね。
場合によっては、
「すべて勉強し直さないといけないのかな…」
などと、不安に思ってしまうこともあるかと思います。
解決方法はシンプル。
「その情報は、どの版からとってきたのかを言えるようにしておく」
これだけ。
例えば、
ヘンレ版のショパン「革命のエチュード」では、
27小節目に他の版にはない「タイ」がついています。
しかし、
ヘンレ版を使っていることを自覚してさえいれば
それを使うこと自体には何の問題もないんです。
当たり前のことのようですが、
このさばき方ができていない学習者は多く、
時折、生徒にも伝えるようにしています。
何となく色々なところで見つけたものを持ってきて
自分で使っている楽譜とまったく違うものになってしまうのは
避けるべきです。
今弾いているやり方が
どこからとってきたのか分からないものばかりになると、
それは再現芸術であるクラシック音楽の学習としては
望ましいものとは言えません。
色々なところから持ってくるのであれば、
せめて、
「この pp は、◯◯版から」
などと、出どころを言えるようにしておく。
いずれにしても、
できる限り、整合性を保った学習をしていきましょう。
【ピアノ】楽譜の出版社選びに絶対的な正解はない
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