【ピアノ】楽譜の版によって異なっている内容のさばき方

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♬ 楽譜の版による内容の違いとはどう付き合えばいいんだろう…

♬ 結局、どれに従えばいいんだろう…

♬ すべて勉強し直さないといけないのかな…

 

こういったモヤモヤする気持ちの晴らし方を

解説しています。

 

 

使用する楽譜の版によって

アーティキュレーションはもちろん、

音自体まで異なっていたりしますよね。

 

場合によっては、

「結局、どれに従えばいいんだろう…」
「すべて勉強し直さないといけないのかな…」

などと、不安に思ってしまうこともあるかと思います。

 

解決方法はシンプル。

「その情報は、どの版からとってきたのかを言えるようにしておく」

これだけ。

 

例えば、

ヘンレ版のショパン「革命のエチュード」では、

27小節目に他の版にはない「タイ」がついています。

しかし、

ヘンレ版を使っていることを自覚してさえいれば

それを使うこと自体には何の問題もないんです。

 

当たり前のことのようですが、

このさばき方ができていない学習者は多く、

時折、生徒にも伝えるようにしています。

 

何となく色々なところで見つけたものを持ってきて

自分で使っている楽譜とまったく違うものになってしまうのは

避けるべきです。

今弾いているやり方が

どこからとってきたのか分からないものばかりになると、

それは再現芸術であるクラシック音楽の学習としては

望ましいものとは言えません。

 

色々なところから持ってくるのであれば、

せめて、

「このタイは、◯◯版から」
「この pp は、◯◯版から」

などと、出どころを言えるようにしておく。

 

いずれにしても、

できる限り、整合性を保った学習をしていきましょう。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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