【ピアノ】いい伝えられている作曲家ごとの特徴だけで作品を判断しない

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極端な言い伝えを絶対視するのは、
思考停止と同じです。
詳しくは、本記事をご覧ください。

 

よく、違和感のある解釈の説明を耳にします。

「ショパンなんだから、揺らして」
「ベートーヴェンなんだから、思いっきり音を出して」
「J.S.バッハなんだから、ノンペダルで」

これらを耳にするたびに

「なるべく、私のブログの読者さんに伝わりませんように」

と思ってしまいます。

 

確かに、

作曲家ごとにいい伝えられているこれらの特性や性格が

あてはまるときもあるでしょう。

しかし、

やはり作品ごとに “別の顔” として見ていかなくてはいけません。

むずかしいのは分かりますが、

こうやって一緒くたに判断していては

ぜったいに、ゆきづまりがきます。

 

いい方法があります。

上記のような作曲家別のいい伝えを

ある程度は指針にしてもよいけれど、

迷ったときの唯一の判断基準にはしないようにする。

 

もう少し具体的に解説します。

例えば、

J.S.バッハの作品のとある箇所で

ダンパーペダルを使うかどうかに迷ったとします。

そのときに、

「使いたいけど、J.S.バッハではノンペダルでってみんな言ってるから、やっぱり使わないでおこう」

などといった方向には

思考をもっていくべきでないということです。

 

それでは

思考も表現も四畳半になってしまいます。

やりたい弾き方があるのなら、やってみればいい。

仮に後で反省することになってもいいんです。

やってみないと、何も分かりませんから。

 

「私はこう弾きます」

みたいな強い気持ちがあったほうが

表現が四畳半になるよりもずっとマシ。

仮にそのやり方に多少問題があったとしても。

 

極端な言い伝えを絶対視するのは、思考停止と同じです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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