【30秒で学べる】ベートーヴェン「ピアノソナタ第30番 第3楽章」ワンポイントレッスン

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ベートーヴェン「ピアノソナタ第30番 ホ長調 作品109 第3楽章」ワンポイントレッスン

 

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、9-12小節)

この4小節間は、ちょっと変わっています。

9-11小節目まで各1拍目に「4分休符」があり、音の厚みが薄くなっている。

各2拍目は「低いバス音」があり、なおかつ「4声体」が揃う。

つまり、作曲構造上、重みが入るのは1拍目ではなく「2拍目のほう」なのです。

 

極端にやる必要はありませんが、

譜例の「重」と書いた箇所に少し重みを入れ、

1拍目は強くならないように。

バスラインにカギマークを書き入れましたが、

この構造を見ても、

2拍目に重みが入る理由を納得していただけると思います。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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