【30秒で学べる】ショパン「ワルツ第3番」ワンポイントレッスン

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ショパン「ワルツ 第3番 イ短調 Op. 34-2」ワンポイントレッスン

 

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、178-182小節)

難しいのは、178小節目からの両手のバランス。

左手はメロディですが、右手にもメロディが出てきます。

両方同じくらいのバランスでも成立しますが

もうひとつの解釈を紹介します。

 

原曲にない「クレッシェンド」「デクレッシェンド」は

ニュアンスの参考に筆者が書き入れたもの。

178小節目はまだ左手を主役にしておく。

179小節目の中頃からダイナミクスをグラデーションさせていく。

そうすると、180小節目では右手のメロディが主役になりますね。

181小節目から左手をクレッシェンドして

再び、左手を主役にします。

 

この解釈であれば、

ショパンの原曲の意図を損なうことなく、

左手のメロディと右手のメロディをすみ分けて

立体的な演奏に仕上げることができます。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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