ショパン「ワルツ 第3番 イ短調 Op. 34-2」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、178-182小節)
難しいのは、178小節目からの両手のバランス。
左手はメロディですが、右手にもメロディが出てきます。
両方同じくらいのバランスでも成立しますが
もうひとつの解釈を紹介します。
原曲にない「クレッシェンド」「デクレッシェンド」は
ニュアンスの参考に筆者が書き入れたもの。
178小節目はまだ左手を主役にしておく。
179小節目の中頃からダイナミクスをグラデーションさせていく。
そうすると、180小節目では右手のメロディが主役になりますね。
181小節目から左手をクレッシェンドして
再び、左手を主役にします。
この解釈であれば、
ショパンの原曲の意図を損なうことなく、
左手のメロディと右手のメロディをすみ分けて
立体的な演奏に仕上げることができます。
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