ベートーヴェン「ピアノソナタ第5番 ハ短調 作品10-1 第1楽章」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、32小節目)
ピアノは「減衰楽器」ですので、
32小節目の fp はどう解釈したらいいでしょうか。
ここは、
「フォルテをsubitoでピアノ(弱く)にする」
というよりは、
「全体がピアノ(弱く)の領域の中に、音像の近い音が一音挟み込まれてくる」
という、
「全体をピアノ(弱く)の領域として捉えた解釈」
が適切でしょう。
fp がついているEs音は3小節間続きますので、
深い音で演奏して、その音を耳で聴き続けましょう。
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