聴衆は視覚的にも音楽を判断するので、
休符のときに緊張感を台無しにするようなせわしない動きで
次の準備をしてしまったり、
頭を振ってカウントをとってしまったり、
などといった不注意には
気を付けなければいけません。
この前提にあるのは、
「人は動いているものを見る」という事実です。
筆者は以前に
指揮の個人レッスンへ通っていたのですが、
「変な動きをして、演奏者にそれを指揮の表現と勘違いされると良くない」
と注意されたことがあります。
指揮の場合は
聴衆だけでなく演奏者も見ていますし、
それこそ、演奏者は演奏のために見ているわけなので
ピアノ演奏における「見られている」というのとは
少し事情は異なります。
しかし、
「人は動いているものを見る」
というところに関しては同様で、
余計な動きが必要以上に意味をもってしまうと
演奏者にとっても聴衆にとっても邪魔になってしまう。
だからこそ、
演奏に必要でどうしても付く
手や腕のちょっとした動きが
種々の表情を示すことも忘れてはいけない、
というわけなんですね。
「人は動いているものを見る」という前提を
今一度意識するようにしましょう。
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