モーツァルト「ピアノソナタ ト長調 K.283 第1楽章」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、8-10小節)
カギマークで示した
左手パートの打点が隠しもっているリズムに注目。
8-9小節目という合計6拍ぶんが
「2拍+2拍+2拍」で組み立てられています。
右手パートを見てみても
2拍ごとに音型の運動方向が変わっていますね。
このようなリズムを「ヘミオラ」と言うのですが
耳にしたことはあるでしょうか。
ヘミオラとは、
「3拍子系の曲で、2つの小節を3分割するリズムのとり方」
ごく簡潔に言うと、このようになります。
(「2つの奇数拍子の小節を1つにする」という広義での解釈もあります。)
これを踏まえて注意すべきなのは、
3拍子だからといって
丸印で示した9小節目の頭のFis音を強調してしまわないこと。
それでは「2拍+2拍+2拍」の音楽が
見えにくくなってしまいます。
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