【ピアノ】やらなければいけないと思い込んでしまう分量を減らして、腰を上げる

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音楽学習における何かに対して
重い腰が上がらないのであれば
「やらないといけないと思い込んでしまう分量を減らすことはできないか」
これをひたすら考えてみてください。

 

譜読み関連で言うと、

【ピアノ】練習すべき繰り返しを整理して、心理的ハードルを下げる

という記事で書いたように、

楽曲の中にひんぱんに出てくる「繰り返し」を整理し把握しておくと

練習すべき部分が

思ったよりも限られていることに気が付いて

心理的ハードルを下げることができます。

 

また、音楽書籍を使った学習でも

やらないといけないと思い込んでしまう分量を減らすことができます。

例えば、

「楽式論  石桁真礼生 著(音楽之友社)」

という書籍では

第1編 楽節
第2編 基礎楽式
第3編 応用楽式

というように、大きく3編に分かれていますが、

このうちの第1編が最重要。

しかし、

いちばん読み進めやすいのは

実は第3編なんです。

それは、目次で項目を見るだけで分かります。

こういったときに、

重要だけれども地味な第1編を学習する気になれない。

実際にそのように話す方は多くいますね。

 

では、どうするかというと

いったん、第2編と第3編は無視すると決めてしまうんですよ。

後で学習しなくてはいけないと思わず、

「第1編さえ学習できれば、とりあえずこの書籍からの収穫アリ」

などと思って、気楽にやり始めるんです。

そうすることで、

目の前にある学習すべき部分が

思ったよりも限られていることに気が付いて

心理的ハードルを下げることができます。

 

とにかく、

音楽学習における何かに対して

重い腰が上がらないのであれば

「やらなければいけないと思い込んでしまう分量を減らすことはできないか」

これをひたすら考えてみてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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