モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.333 第3楽章」ワンポイントレッスン
譜例(PD作品、Finaleで作成、84-87小節)
85小節目の後半から crescendo と書かれていますね。
このようなダイナミクスの時間的変化には
さまざまなやり方がありますが、
たいてい、あっという間に効かせてしまいがちなので
やや後ろ寄りでおこなうといいでしょう。
その際の表現ポイントがあります。
カギマークを見てください。
メロディラインの進行から判断すると
楽曲の成り立ちとしては
カギマークを付け直したEs音とF音のあいだで区切れます。
そこで、
ひとつ目のカギマークの終わりまでは
あまりクレッシェンドせずに
ふたつ目のカギマークの始まりから本格的に始める。
そうすると、
楽曲の成り立ちも活かせる後ろ寄りのクレッシェンドを
表現できるでしょう。
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