どうしてもつっかえてしまう難しいところで
メトロノームにあわせて
ミスしないまで弾き続ける、
などといった目も当てられない練習方法が
度々話題になります。
こういった、
頑張っているようで決して効果はあがらない練習方法が
蔓延してしまう理由は、
「とりあえずミスなく弾けた」という安心感を得たいという
短期的な欲望に負けているからです。
昔の筆者もそうでした。
こういった類のあらゆる練習や学習をしていた昔の自分は
「マジメのフリしたナマケモノ」
と言ってもいいでしょう。
どうして怠けているのかというと
考えるのを放棄しているから。
マジメのフリしたナマケモノにならないコツは、
うまくいかなかったとき
練習の流れが中断されるのを嫌がらずに
一度立ち止まって
「考える」ということを取り入れる決意をすることです。
「今日やるべき練習ノルマ」
という考えを一回頭から追放しないと、
一度立ち止まるのが怖くなってしまって
尻込みしてしまいます。
「何が難しくてうまくいっていないのか」
こういったことを調べて
それを克服するべく練習計画を立てる必要があります。
初心者であっても
「考える」ということはできるのが大人の特権なので、
現在の自分の知識や経験から分かる範囲でいいので
立ち止まって考える過程を取り入れてみてください。
起きていることには必ず原因があります。
難しくてうまくいかないところがあるときには、
◉ 音型自体は難しくないけれど、運指が良くないのか
◉ 音楽的な理解が足りているのか
◉ 先に片手のみ暗譜してしまったら何とかならないのか
など、他にもあらゆる視点でリサーチしてみましょう。
これが習慣になると、
「マジメのフリしたナマケモノ」から卒業できます。
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