【ピアノ】ピアノアレンジにおけるエンディング作成のヒント

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​​前回の記事に引き続き、
ピアノアレンジについての話題です。
今回は、終わらせ方のポイントについて。

 

アレンジ初心者の方にとって

どのように楽曲を始めるか

どのように楽曲を終わらせるか、

というのは問題となるようです。

 

とうぜん、原曲に導入やエンディングのようなものがついていれば

それらをピアノで表現すればいいのですが、

自分で創作しようといった場合には

ある意味、作曲的な観点が必要になります。

 

終わらせ方のポイントを簡潔に言うとすれば、

「曲の終わりは、曲の始まりにならないようにする」

ということ。

 

導入と同じようなメロディなどがエンディングでも使われることは

もちろんあります。

同じようなものを出してもいいのですが、

まったく同じものを置いて

最後に終止和音をつけるだけでは

魅力的なエンディングになりません。

力強く終わる場合でも

スッと消え入るように終わる場合でも

導入とのはっきりとした違いを出して

時間芸術が終了していくように工夫すべき。

 

では、どうやってつくればいいのかというと、

ひとつのやり方としては

改めて原曲の特徴を良く理解することです。

そこには

特徴的なリズムやコード進行などがすでにあります。

それらの特徴から

何かひとつの要素を選んで

それをもとに

エンディングを創作できないかを考えてみてください。

 

このように

すでにある素材をもとにすると

取り組みのハードルが下がりますし、

楽曲全体の統一感も出てくるので

おすすめのやり方。

当たり前のことのようでいて

はっきり言って、虎の巻です。

 

それも難しいという場合は、

まずは、明確な序奏とエンディングがあるポピュラーソングを

いくつも探してきて

どのように作られているのかを

聴き比べてみることから始めるといいでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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