【ピアノ】フレーズの改めは、練習の初期は多めに時間を取ってやってみる

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呼吸、時間の使い方をどうするかというのが
音楽ではものすごく大事です。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Sibeliusで作成、78-79小節)

マークを入れた部分では

フレーズが完全に改まるので

一瞬の時間が欲しいところです。

こういった部分で

練習の初期段階では

時間を多めにとって表現してみてください。

 

「物事の習得のポイントは大げさにやってみること」

などと言われますね。

「フレーズの改め」は

まさにこのやり方が有効。

フレーズ感がないままズルズル先へいってしまわないように、

練習初期で何をやるかが大切です。

 

ちなみに、

「時間をとる」という言い方をしましたが、

時間というか「呼吸」ですね。

呼吸が伴わないで

ガッポリ時間だけを空けても

音楽の流れを止めてしまうだけ。

呼吸、時間の使い方をどうするかというのが

音楽ではものすごく大事です。

本記事で書いたような

大げさめに表現して練習してみるやり方で

模索してみてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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