モーツァルト「ピアノソナタ第10番 K.330 第3楽章」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、39-43小節)
ここでは、
メロディの小さな素材が3回繰り返されて
カギマークで示したまとめのメロディ素材へ向かっていきます。
作曲者によるダイナミクスの指示は書かれていません。
しかし、
矢印で示したようにメロディとバスが開いていくことを考えると、
42小節目というひとつのヤマへ向けて
39小節2拍目から
多少のクレッシェンドをかけながら弾き進めるといいでしょう。
このように
音楽のエネルギーに沿って多少のダイナミクス変化をつけることは
決して楽譜を無視していることにはなりません。
大げさにやりすぎて下品にさえならなければ
むしろ推奨されるべきことです。
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