先日、過去の作曲やピアノの学習記録を見返していたのですが
分析したり練習したのにも関わらず
忘れていた作品があまりにも多すぎて
とにかく驚きました。
一度存在を忘れたということは、
少なくてもそのときは
自分にとって重要なレパートリーにならなかったということです。
しかし今回、
そのうちの数曲を再び手元へ戻して
枕元へ置いています。
(ほんとうの枕元ではなく、枕元のようなポジションのこと)
これを読んでいる方にとって
過去に取り組んだけれども忘れてゴースト化している楽曲は
どれだけたくさんあるのでしょうか。
忘れられた作品を思い出して
そこに良い再会があれば、
レパートリーが増えます。
当時よりも今のほうが学習は進んでいるはずですから
今再び取り組むことで
新しい見方ができて
手元に残したい一曲が出てくるかもしれません。
作品との付き合いは
人付き合いとどこか似ています。
人間も作品も同様に
自分との相性の良し悪しがあるのはとうぜんのこと。
人間ひとりひとりは異っていながらも
たまに似ている人がいるみたいに、
作品も一曲一曲のタイプが異なっているかと思えば
たまに似ている作品もありますね。
だからこそ、
必ずしもすべての人や作品と
うまく付き合えるわけではありません。
自分が好きな作品でも
手の大きさに合わなかったりと
仲良くなれないこともある。
あまり好きな作品ではなくても
年月を経て再会したら意気投合することもある。
一生を共にする作品や
一生分かり合えない作品もある。
もし、次の取り組む作品に困っていたり
レパートリーへ手を加えたい方は、
実家送りした過去の学習記録を
探り返してみましょう。
きっと、かき回しているうちに
枕元へ戻したくなる作品と再会できるはずですので。
「はじめまして」から時間が経った今、
「久しぶり」と声をかけてみてください。
存在を忘れてしまったほどの作品というのは
イチから譜読みを始めるくらいの感覚になってしまうかもしれませんが、
やはり新しい作品を習得するよりは
ずっとスムーズに手に入れていくことができます。
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