【ピアノ】ダイナミクスが急変したり跳躍する直前は、音処理に要注意

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「直後に何か気を取られるようなイヴェントがあるときには、音処理に注意」
ゆっくりのテンポで練習するときから
このことを心がけるようにしてください。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、35-40小節)

譜例の36小節目から37小節目へ移るときに

ダイナミクスがsubitoで f になり

右手パートにも多少の跳躍が出てきます。

このように

ダイナミクスが急変したり跳躍する直前は、音処理に要注意。

次のことばかりに意識がとられて

うっかりと音処理が雑になってしまい、

急いだり、音量的に大きく飛び出たりしてしまいがちだからです。

この譜例でいうと

36小節2拍目の処理を気をつけましょう。

 

こういったことって

録音&チェックをすれば明らかなのですが、

直後のイヴェントに気をとられているせいか

演奏中は意外と気が付きにくいものなんです。

 

「直後に何か気を取られるようなイヴェントがあるときには、音処理に注意」

ゆっくりのテンポで練習するときから

このことを心がけるようにしてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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