筆者が大学院生だったとき、
作曲ゼミで教授に
さまざまなことをきき出すのを楽しみにしていました。
ゼミの休憩時間やちょっとしたスキマ時間に雑談するのですが、
作曲はもちろん音楽全般の話や
もっと日常的な話にもなりました。
その中で、
個人的に印象に残っている内容のひとつは
教授の仕事環境について教えてもらえる時間。
例えばその教授は
パソコンを使わずに手書きで楽譜を書く作曲家だったので
「消しゴムの屑をどうやって処理するか」
という話題になり、
「てんとう虫の卓上クリーナーを使っている」
というほっこりするようなことをきけたり。
「どんな机を使っているのでしょうか」
などときいてみたり。
また、とある邦人作曲家○○の作品を一緒に分析しているときに
「写真で見たのですが、○○さんの机は真っ直ぐなんですね」
なんて話をすると
「いやいや、実はあれは角度がつくやつでね」
などと話題が広がったり。
やっぱりみんな、そういうことは興味あって知っているんです。
何を言いたいのかというと、
こういった雑談は音楽へ向かう力のもとになるということ。
音楽の研究や学習に結びつくような雑談もいいのですが、
こういった力のある先人のやり方を知るというのは
別の意味でとても刺激になります。
そういう会話の内容こそ、ずっと忘れないんです。
習いにいっている方は
そのピアノの先生でもいいですし、
独学の方は
力のある知人の先輩でもいいと思います。
どんどん雑談をすることで
音楽生活をもっと楽しくしましょう。
ちなみに、
てんとう虫の卓上クリーナーはコレ。
筆者は、机へ出しっぱなしにしています。
◉ てんとう虫 デスクダストクリーナー(レッド)
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