【ピアノ】作曲家自身によるペダル指示は、音楽を読み解く超有力情報

スポンサーリンク
作曲家自身がペダル指示をする量は
楽曲によってまちまちですが、
いずれにしても、
作曲家自身によるペダル指示は、音楽を読み解く超有力情報です。

 

セヴラック「ひなたで水浴びする女たち(バニュルス=シュル=メルの思い出)」(作曲:1908年)

という作品、譜面を見たことはありますか。

 

是非、全曲を見てみて欲しいのですが、

「かなり細かく “作曲家自身による” ペダル指示が書き込まれている」

という意味で

珍しい作品のひとつです。

例えば戦後の現代音楽では

作曲家がすべてのペダル指示をしている作品も

かなりありますし、

それらと比べると多いとは言えません。

それでも、この時代(作曲年:1908年)の分かりやすい音楽にあっては

ペダリングの細かな指定という意味で

異色な作品となっています。

 

本記事は、上記の作品の分析をすることが趣旨ではないので

詳細は別の記事に譲りますが、

踏まえて欲しいのは

「作曲家自身によるペダル指示は、音楽を読み解く超有力情報」

ということ。

◉ どんな音色が欲しいのか
◉ ペダル効果でどこまでを和音化して欲しいのか
◉ 構造的にどの音を強調して欲しいのか

など、作曲家の意図がペダル指示の中に詰まっています。

 

上記の作品に限らず

「作曲家自身によるペダル指示」

という情報が得られた場合は、

つぶさに観察しつくす姿勢をもってみましょう。

 

◉ ニュースタンダードピアノ曲集 セヴラック ピアノ作品集(2)  音楽之友社

 

 

 

 

 

 


 

Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV

X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg

 


 

無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」

 

筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、

数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。

 

Kindle Unlimited 読み放題 無料トライアル

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

タカノユウヤをフォローする
ペダリング
スポンサーリンク
タカノユウヤをフォローする
大人のための独学用Webピアノ教室(ブログ版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました