【ピアノ】戦場のメリークリスマス:ピアノ楽譜、結局どれを選ぶ?

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【ピアノ】戦場のメリークリスマス:ピアノ楽譜、結局どれを選ぶ?

► はじめに

 

映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲として知られる坂本龍一氏(1952-2023)の名曲。

この作品のピアノ楽譜は、易しいアレンジからコンサート用まで実に様々な種類が存在しますが、その中から自身に合った楽譜を選ぶのは意外と難しいものです。

そこで本記事では、「初中級以上の学習者」を対象に、最もおすすめできる楽譜選びの選択肢を提供します。

 

► 最もおすすめできる楽譜選び

‣ 本記事の結論

 

最推奨

「アヴェクピアノ/戦場のメリークリスマス 坂本龍一(全音楽譜出版社)

 

この楽譜のオススメポイント:

・作曲者の坂本龍一氏による公式ピアノアレンジであること
・原曲のイメージがそのまま残されていること
・初中級レベルからチャレンジできること
・楽譜マッチングCDを参照できること

 

 

 

 

 

 

 

‣ 楽譜選びの決め手は「作曲者の意図」

 

ポピュラー音楽のピアノ楽譜には、多くの場合いくつものアレンジバージョンが存在します。「戦場のメリークリスマス」も例外ではありません。そんな中で、最も信頼できる選択肢は「作曲者自身による編曲版」です。

アレンジものが多く出回るポピュラーピアノの分野においては、作曲者自身が編曲、もしくは監修している楽譜の価値は圧倒的。特にこの曲の場合、坂本龍一氏自身のピアノアレンジには作品の本質が凝縮されています。

 

‣ 内容について

· 決定版「アヴェクピアノ」の特徴

 

全音楽譜出版社から刊行されている「アヴェクピアノ/戦場のメリークリスマス 坂本龍一」は、作曲者自身による公式ピアノスコアとして、以下の特徴を持っています:

 

音楽的特徴:

・原曲のハーモニーと響きをほぼ忠実に再現
・映画のイメージを損なわない編曲
・原曲の要素を効果的にピアノ語法へ翻訳

技術的特徴

・難易度:ブルグミュラー25の練習曲修了程度

実用的な価値:

・映画のサウンドトラックから14曲を収録
・ソロ曲と連弾曲をバランスよく配置
・楽譜マッチングCDで演奏イメージを確認可能

 

· 収録曲一覧と編成

 

収録番号 「アヴェクピアノ/戦場のメリークリスマス 坂本龍一収録曲名 作曲 編成
1 Merry Christmas Mr.Lawrence / メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス 坂本龍一 ピアノソロ
2 Batavia / バタヴィア 坂本龍一 連弾
3 Germination / 発芽 坂本龍一 ピアノソロ
4 A Hearty Breakfast / 腹いっぱいの朝食 坂本龍一 連弾
5 Before The War / 闘いの前 坂本龍一 連弾
6 The Seed And The Sower / 種子と種を蒔く人 坂本龍一 ピアノソロ
7 A Brief Encounter / 短い出会い 坂本龍一 連弾
8 Ride Ride Ride / ライド・ライド・ライド 坂本龍一 ピアノソロ
9 The Fight / ザ・ファイト 坂本龍一 ピアノソロ
10 a. Dismissed! / b. Assembly / 出て行け / 集合 坂本龍一 ピアノソロ
11 Beyond Reason / 理性を超えて 坂本龍一 ピアノソロ
12 Sowing The Seed / 種を蒔く 坂本龍一 ピアノソロ
13 Last Regrets / 最後の後悔 坂本龍一 ピアノソロ
14 The Seed / ザ・シード 坂本龍一 ピアノソロ

 

► CD「Coda」との関係

 

楽譜集の姉妹作品として発売されている「Coda」は、坂本龍一氏自身による演奏が収録されています。楽譜との完全なマッチングではありませんが、以下の点で参考になります:

・作曲家自身によるフレージングやテンポ感の把握
・作曲家自身による音色やペダリングの参考
・原曲とピアノ版の解釈の違いの理解

 

► まとめ

 

初中級以上のピアノ弾きが、原曲重視で「戦場のメリークリスマス」のピアノ楽譜を選ぶのであれば、作曲者自身による「アヴェクピアノ」がベスト。原曲の魅力を最も忠実に再現できる楽譜と言えます。

 

・アヴェクピアノ/戦場のメリークリスマス 坂本龍一(全音楽譜出版社)

 

 

 

 

 

 


 

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