【ピアノ】古典を知って、現代も知る

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「古典を知って、現代も知る」
このようにすると、
演奏と創作のどちらにおいても
間違いなく音楽の視野が深まるということを
強調しておきたいと思います。

 

作曲家のシェーンベルクは

無調音楽の黎明期に活躍した

もはや古典と言われる作曲家ですが、

彼の著書(「作曲の基礎技法」著:シェーンベルク  音楽之友社)を読んでいると

彼がほんとうの意味での古典であるベートーヴェンなどの調性音楽を

深く理解していたことが伝わってきます。

アウトプットの中心は無調音楽でしたが

特定の音楽だけをやっていたわけではないんです。

 

本記事では

あえて古典と現代を区別して言いますが、

筆者自身、

「古典を知って、現代も知る」

このようにして

はじめて両者の理解が深まりました。

音楽的なことだけでなく、

「それぞれの作曲家がどういったところにプライドをもって音楽をやっていたのか」

というような面についても。

 

音楽以外の例も挙げておきましょう。

古典の映画を観ていると

次のような場面がときどき出てきます。

娘が電話を上へもっていき
親に隠れて彼氏と電話し、
「お前誰だ」って怒鳴ってオヤジが切って…

 

現代ではこういうのはムリ。

昔はツールが単純なので

人間のメッセージが見えやすいですね。

人と人をつなげるシステムが単純ですが、

そこに本質はあります。

パーティがあったらパーティの重要さとか、

人と人の駆け引きもあるし。

 

だからこそ、

古典を知って現代も知ると

両者をいっそう深く理解できるようになります。

片方だけながめていると

何だか遠いところに見えちゃうんですよ。

 

音楽と同じですね。

「古典の音楽を学ぶべき」「現代の音楽を学ぶべき」

などと強制したいわけではありませんが、

「古典を知って、現代も知る」

このようにすると、

演奏と創作のどちらにおいても

間違いなく音楽の視野が深まるということは

強調しておきたいと思います。

 

詳しくは別記事にしていますが、上記の

「作曲の基礎技法」著:シェーンベルク  音楽之友社

という書籍は、

古典の楽曲の成り立ちを理解することにおいて

非常に優れた書籍となっているので、

「楽器を演奏する方にも」すすめています。

 

 

 

 

 

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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