そのやり方とは、
「メロディラインの起伏にしたがって、マーカーで色をつけてみる」
という方法。
これだけです。
次のようなやり方です。
ショパン「プレリュード(前奏曲)第4番 ホ短調 op.28-4」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、13-20小節のメロディ)
このように、
メロディの動きに沿ってマーカーを引いてみると、
音符だけで見るよりも
エネルギーの動きがはっきり読み取れます。
そうすれば、
同じダイナミクスの中でも変化をつける手がかりになります。
「ここにヤマができているな」
「ここには谷ができているな」
「ここには谷ができているな」
などといったことが一目でわかります。
これが楽曲分析の基礎。
「どこがどの調に転調して、・・・」
などといったことを知るよりも
ずっと演奏に直結する分析です。
これは、シェーンベルクが書籍の中で行なっていた分析方法を
ピアノ演奏に応用した考え方です。
シェーンベルクが著した
「作曲の基礎技法」著:シェーンベルク 音楽之友社
という本に、
この方法が書かれています。
「古典派やロマン派の作品のメロディライン分析全般」
に使えるでしょう。
初心者でもマーカーが一本あれば即実践できる方法なのでオススメです。
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