【ピアノ】ラフマニノフ入門におすすめの2曲と楽譜の選び方
► はじめに
ラフマニノフのピアノ作品は、その技巧的な難しさから初心者には手が出しにくいと考えられがちです。確かに協奏曲や練習曲集には高度な曲が多いものの、中級レベルから楽しめる魅力的な小品も存在します。
本記事では、技術的な到達可能性と音楽的な充実度の両面から、最適な入門曲を紹介します。
► 入門最適曲と難易度
ラフマニノフのピアノ曲入門最適曲は、以下の2曲です:
幻想的小品集 エレジー Op.3-1 変ホ短調
譜例(PD楽曲、Sibeliusで作成、曲頭)
サロン小品集 舟歌 Op.10-3 ト短調
譜例(PD楽曲、Sibeliusで作成、曲頭)
全音ピアノピースにおける難易度はそれぞれ、以下のようになっています:
・幻想的小品集 エレジー Op.3-1 変ホ短調 「D(中級上程度)」
・サロン小品集 舟歌 Op.10-3 ト短調 「C(中級程度)」
正直、ラフマニノフのピアノ曲の中には、難易度だけで言ってしまえば、もっと取り組みやすい作品はあります。しかし、以下の3点が揃っているという意味では、ラフマニノフ入門にうってつけの2曲と言えるでしょう。
・難し過ぎない
・有名なものなので、多くの参考音源が出ていて学習を進めやすい
・演奏会で喜ばれる、親しみやすい曲想を持っている
► 音源とおすすめ楽譜
‣ ラフマニノフ自身による自作自演音源
ラフマニノフ自身による自作自演録音が残されており、演奏解釈の重要な参考資料となります。以下の音源は、上記2曲を含む歴史的録音です。
・ラフマニノフ:自作自演集
‣ 推奨エディション
ラフマニノフの学習では、一般的に以下の楽譜が使われます。
ブージー・アンド・ホークス:
・信頼性の高い国際標準
・作曲家の意図を忠実に反映
・「幻想的小品集」「サロン風小品集」の全曲が収載
・安価で手に入りやすいライセンス版
上記2曲とも収載されています。
・日本語ライセンス版 ラフマニノフ : ピアノ作品集 第3巻 ピアノ小品集
単曲楽譜:
・全音ピアノピース(各曲個別)
・初期学習には十分な内容
・コストパフォーマンスに優れる
・ピアノピースー262 エレジー/ラフマニノフ (全音ピアノピース)
・ピアノピースー265 舟歌/ラフマニノフ (全音ピアノピース)
► 終わりに
これら2曲は、以下の理由からラフマニノフ入門に最適です:
・技術的な到達可能性
・豊富な参考資料の存在
・音楽的な魅力と演奏効果
練習を始める際は、まず全体の構造を理解し、技術的な課題を段階的に克服していくことをおすすめします。
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