【ピアノ】アルベニスのピアノ曲入門:最適な入門曲と概要
► はじめに:アルベニスについて
イサーク・アルベニス(1860-1909)は、スペインを代表する作曲家の一人。幼少期からピアノの神童として知られ、後にスペイン国民楽派の重要な作曲家となりました。代表作「イベリア」に代表されるように、スペインの民族音楽とクラシック音楽を見事に融合させた作風で知られています。
ピアニストとしての経験を活かした書法で、技巧的にも音楽的にも非常に魅力的なピアノ作品を残しています。
本記事では、アルベニスの作品に初めて取り組む方向けに、最適な入門曲を紹介します。
► 入門におすすめの曲「タンゴ」
‣ 作品概要
「スペイン(6つのアルブムブラット)」より「タンゴ ニ長調」は、アルベニスの入門曲として最適な作品です。この曲をおすすめする理由は以下の3点です:
1. 適度な技術的難易度
・全音ピアノピースでC(中級)に分類
・特別に難しいパッセージはなく、B(初級上)程度の技術があれば挑戦可能
2. 学習のしやすさ
・有名な曲であり、多くの参考音源が入手可能
・楽譜が入手しやすい
3. 演奏効果の高さ
・親しみやすい旋律と魅力的なリズム
・コンサートでの演奏に適したコンパクトな長さ(演奏時間 約2分半)
主な技術的要素:
・特徴的なリズムパターンの処理
・3度音程の連続
・装飾音の処理
‣ 楽譜と参考音源
· おすすめ楽譜
1. Hal Leonard Corporation(ぷりんと楽譜で入手可能)
楽譜の内容がきちんと整理されているうえ、自宅ですぐ、かなりリーズナブルに手に入れることができます。URLをクリックすると「ぷりんと楽譜」の該当ページにリンクできます。
» Tango Op. 165, No. 2(Isaac Albeniz) /ピアノ(ソロ)
2. 全音ピアノピース版
· 参考音源
1. Alicia de Larrocha の演奏
・スペイン音楽の権威による演奏
・リズムの柔軟性と優雅さの手本
2. Vincenzo Balzani の演奏
・ピティナ公式チャンネルで視聴可能
► 発展的な学習に向けて
アルベニスのより発展的な作品に進む際のおすすめ順:
1. 「マラゲーニャ」(スペイン組曲より)
・タンゴより若干難易度が上がる
・スペイン的な書法がより顕著
2. 「セビーリャ」(スペイン組曲より)
・中級上レベル
・華やかで演奏効果が高い
► まとめ
アルベニスの「タンゴ」は、技術的な難易度と音楽的な魅力のバランスが取れた理想的な入門曲です。この曲を通じてアルベニスの表現を学ぶことで、より高度な作品への足がかりとすることができます。
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