【ピアノ】J.S.バッハ入門から平均律入門まで:学習ロードマップ記事まとめ
► はじめに
J.S.バッハの作品を学ぶうえで参考になる記事を、学習の流れに沿ってまとめました。「アンナ・マクダレーナの音楽帳」の小品から、「インヴェンションとシンフォニア」を経て、「平均律クラヴィーア曲集」へ至るまでの記事を順番に掲載しています。参考文献・研究書の紹介記事も末尾にまとめています。
本記事の対象者:初級〜中上級者
► ステップ1:アンナ・マクダレーナの音楽帳(省略可)
このステップで紹介している記事は、初級用教材を使用した詳細分析記事です。初級者の方は、一度にすべてを理解するのは困難な内容なので、部分的に参考する程度で構いません。
ピアノ学習の初期段階でよく使われる、J.S.バッハ「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻」収録の小品の分析記事です。楽曲分析の入門としても活用できます。
【ピアノ】J.S.バッハ「メヌエット BWV Anh.114・115」の詳細分析
2曲の比較分析・部分転調の見つけ方・メロディの転用・ピックアップの区分など、楽曲分析の基本手法を体系的に解説しています。
【ピアノ】J.S.バッハ「メヌエット BWV Anh.116」の詳細分析
分散和音の分析・微細な音域変化・メロディの転用・再現部の長さの工夫・繰り返しの変化から読み取る演奏解釈のヒントなど、5つの視点から詳しく解説しています。
【ピアノ】J.S.バッハ「ミュゼット BWV Anh.126」の詳細分析
楽曲全体を支配するオクターヴの響きに着目した分析と、多層的な反復技法の解説を通じて、シンプルな小品に込められた作曲上の工夫を明らかにしています。
【ピアノ】J.S.バッハ「行進曲 BWV Anh.127」の詳細分析
A-B-A’構成の詳細な分析と共通部分の比較を通じて、単純に見える楽曲にも繰り返しの変奏や素材の発展が緻密に盛り込まれていることを解説しています。
► ステップ2:2声のインヴェンション
‣ 楽譜の選び方
【ピアノ】園田高弘 校訂版 J.S.バッハ インヴェンション:独学学習者のための決定版
アーティキュレーション・運指・装飾音が明記された解釈版楽譜の紹介記事。原典版との違いや、独学者にとって解釈版が必要な理由も解説しています。
‣ 入門ガイド・学習方針
【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション入門ガイド:初心者におすすめの4曲と効果的な学習方法
全15曲の中から入門に最適な4曲(第1・4・8・13番)を選定した理由と推奨順序を解説。避けるべき楽曲や、レベル別の取り組み方も紹介しています。
【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション全15曲 練習参考記事一覧と学習ガイド
インヴェンション全15曲の練習参考記事をまとめたガイド記事。学習の意義・レベル別の進め方・よくある質問もあわせて掲載しています。
‣ 入門4曲の詳細解説
・【ピアノ】インヴェンション入門! 第1番 BWV772「全運指」公開
・【ピアノ】インヴェンション入門! 第4番 BWV775「全運指」公開
・【ピアノ】インヴェンション入門! 第8番 BWV779「全運指」公開
・【ピアノ】インヴェンション入門! 第13番 BWV784「全運指」公開
‣ 中級者向け:残り11曲の詳細解説
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第2番 BWV773 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第3番 BWV774 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第5番 BWV776 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第6番 BWV777 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第7番 BWV778 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第9番 BWV780 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第10番 BWV781 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第11番 BWV782 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第12番 BWV783 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第14番 BWV785 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション 第15番 BWV786 全運指付き楽譜と練習のコツ
‣ 関連:音楽理論
インヴェンションを中心に、3拍子系の楽曲に頻出するヘミオラの仕組みと演奏上の注意点を解説。インヴェンション全15曲においてどの小節でヘミオラが出現するかの一覧も掲載しています。
► ステップ3:3声のシンフォニア
‣ 橋渡し・学習ガイド
【ピアノ】インヴェンションからシンフォニアへ:知っておくべき技術的変化点
声部の受け渡し・替え指技術・片手内多声表現・声部認識など、3声へ進む際に直面する技術的課題を6項目にまとめた記事。独学の方は「指導のポイント」を「練習時の注意点」として読み替えて活用してください。
【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア全15曲 練習参考記事一覧と学習ガイド
シンフォニア全15曲の練習参考記事をまとめたガイド記事。入門3曲の推奨順序・レベル別の学習アドバイス・よくある質問もあわせて掲載しています。
‣ 入門3曲の詳細解説
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第5番 BWV791 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第11番 BWV797 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第2番 BWV788 全運指付き楽譜と練習のコツ
‣ 中級者向け:残り12曲の詳細解説
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第1番 BWV787 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第3番 BWV789 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第4番 BWV790 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第6番 BWV792 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第7番 BWV793 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第8番 BWV794 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第9番 BWV795 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第10番 BWV796 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第12番 BWV798 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第13番 BWV799 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第14番 BWV800 全運指付き楽譜と練習のコツ
・【ピアノ】J.S.バッハ シンフォニア 第15番 BWV801 全運指付き楽譜と練習のコツ
► ステップ4:平均律クラヴィーア曲集
【ピアノ】J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集「入門最適曲」と「楽譜の選び方」
入門者におすすめの楽曲3選とその理由、楽譜の選び方を解説した記事。フーガの声部数を基準に選曲すべき理由も詳しく解説しています。まずここから読み始めてください。
【ピアノ】はじめての「平均律クラヴィーア曲集」:フーガの学習法
声部への解体・特定声部への集中聴取・すべての音への運指書き込み・1声ずつのさらい方・分析本の活用まで、フーガに特化した5つの学習ステップを解説しています。
► 参考文献・研究書の紹介
【ピアノ】J.S.バッハ演奏の必携書3冊:ヘルマン・ケラーの著作を徹底解説
J.S.バッハ研究で著名なヘルマン・ケラーによる「バッハのクラヴィーア作品」「バッハの平均律クラヴィーア曲集」「フレージングとアーティキュレーション」の3冊を解説。J.S.バッハ演奏の基礎を固めるための必読文献です。
【ピアノ】「バッハ インヴェンションとシンフォニーア」(市田儀一郎 著)レビュー
演奏家の視点から書かれた実践的な解説書のレビュー。各曲末尾の「演奏について」「摘要」が実用的で、対位法学習の橋渡しとしても機能する前提知識の章も充実しています。
【ピアノ】「平均律クラヴィーア 解釈と演奏法」(市田儀一郎 著)全2巻 レビュー
平均律全曲を対象に、分析と「演奏上の諸問題」の両面から解説した全2巻のレビュー。情報量が多いため、まず譜読みと演奏を始めてから参照する活用法もあわせて紹介しています。
矢代秋雄・伊達純・小林仁による対話形式の研究書のレビュー。学術的な分析よりも演奏実践を重視した内容で、版の選び方やフーガの暗譜のコツなど実用的な情報が豊富です。
【ピアノ】「バッハ平均律―48フーガの研究」(福本正 著)レビュー
48曲のフーガ分析のみに特化した研究書のレビュー。プレリュードを扱わず演奏法の解説もないため、「楽曲の骨格を知りたい」という方に向いています。
► 終わりに
各ステップの記事を参考にしながら、一曲一曲を丁寧に積み上げていくことが、J.S.バッハの音楽世界を深く理解するための近道となるでしょう。
本記事で取り上げていないJ.S.バッハの作品の演奏解説は、以下の記事を参考にしてください。
【ピアノ】J.S.バッハ作品の演奏ポイント解説集:譜例付き実践ガイド
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