ひとつ前の記事、
では
「うまく弾けるところを気持ちよく弾いているだけ」
こういった練習を避ける方法を紹介しました。
では、「練習とは何か?」ということですが、
それは
という記事でも書いた通り、
「今取り組んでいる作品について博士になること」
このように言えるでしょう。
一方、
あえて今回はもっと実技的な面で
「練習とは何か?」について解説したいと思います。
「ピアノの練習とは?その2」です。
それは、
理想と現実の差を埋めること。
例えば、仕上げたい楽曲があるとします。
その場合には
以下の手順を意識してピアノへ向かってください。
↓
「現在地を知る」
↓
「これらの間にある溝をうめる」
この3ステップが、実技的な面でいう場合の「練習」です。
現在地が
まだ何も弾けていない状態なのだとしたら、
溝をうめる内容は
「楽曲を知ること」や「譜読み」になります。
現在地が
おおむね弾けるようになっているのだとしたら、
溝をうめる内容は
「録音 & チェック」により
「思っていた演奏と実際の演奏とのギャップを減らしていくこと」
になります。
現在地が
仕上げ段階なのだとしたら、
溝をうめる内容は
理想の演奏をするピアニストの演奏を勉強したり
場合によっては寝かせたりすることになるかもしれません。
こういった内容は
学習者の段階によって差があってOKです。
いずれにしても、
↓
「現在地を知る」
↓
「これらの間にある溝をうめる」
この3ステップを経ることに変わりはありません。
誰でも無意識にやっているかもしれませんが
それは別問題なのです。
「今、この溝を埋める練習をしているんだ」
という意識をきちんと持っているかどうかが重要。
それ次第で、
練習の効率が圧倒的に変わってきます。
問題意識なしに問題が解決されることは
まずありません。
以下の参考記事も参照しながら
コツコツ練習を継続してみてください。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
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