「ツェルニー100番練習曲 Op.139 より 第3番」ワンポイントレッスン
※ 中級以上の学習者がこの楽曲をやり直すことを想定し、やや高度な内容を扱っています。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
原曲では、アーティキュレーションやダイナミクス記号は一切つけられていません。
(学習用楽譜などでの記載のアーティキュレーションは、編集によるものです。)
ダンパーペダルは音を伸ばすためだけに使うのではありません。
バロックや古典派の作品におけるダンパーペダルの使い方として、
「強拍のビートを出す」
という使い方があります。譜例の使い方がそれ。
強拍でチョンっと踏んで滑らかに離す。
こうすることで強拍にビート感が出ると同時に、
ベースの音に倍音がついて印象的な耳に残るベース音になります。
例えば、
1小節2拍目では
もう1拍目のベース音は消えているわけですが、
ペダリングで印象的な耳に残るベース音にしていることで
消えても「耳に残っている」効果を出せます。
中級者以上の方でも、
ペダリングのテクニックを習得したい方は
一度この楽曲に戻って練習してみましょう。
「ツェルニー100番より第3番」を題材に、
楽曲解釈の力をつけるための教材を作りました。
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