► 実践とケア

筆者は、楽曲を維持するたいへんさを再認識して以来 時間を大切にするようになりました。 目の前にある楽曲を時間をかけて練習すれば その楽曲は弾けるようになりますが、 たいへんなのは、同時に何曲かを本番へあげるときで...

自分なりの 「この楽曲は、いったんこれでいい」 の基準を決めて 頭と心を柔軟に学習してみてください。 ひとつの作品を時間かけて深掘りする学習は重要ですが、 さらなる深掘りは いったん寝かせた後でもいいと思って...

テクニック面をサポートしてくれる人物や書籍などは いくらでも存在します。 だからこそ、 まずはそれを必要とする状態を自分で作らなければいけません。 演奏と創作のどちらにも言えることなのですが、 最初に期待をもつべき...

「今まで選択してきたものをもっと認識する」 これをやってみて欲しいと思います。 音楽をやっていると とうぜん喜びは多くありますが 上手くいかなくて辛い思いをするときもありますね。 結局これらは、 どこ...

初見準備をせずにパッと見で弾く場合でも 必ず、テンポと調性と拍子くらいは 確認するようにしてください。 音楽雑誌に載っているピアノ譜を弾くときなど はじめての楽曲へ触れるとき 必ずしも初見準備をしているわけでは...

極論、音楽を教えることはできず、 どこまでいっても自分なんです。 習うなり、動画や書籍などで学習するなりして 取り組んでいる最中の楽曲は音楽的に弾けるのに 新しい楽曲となった途端に振り出しへ戻り 自分ひとり...

習っている先生や、独学の方は各種教材などで バンッと言われたことに対して、 今の知識で "真っ先に "思い付く内容で処理をしないようにしましょう。 音楽に関する会話を通して 自分の話した内容が 相手の経験やボキ...

メロディなどのいちばん目立つ部分がうまくいっていると バスラインは 全体の中でごまかして聴いてしまいがちです。 録音&チェックをするときに メロディラインなどはよく聴いていると思いますが、 「バスラ...

演奏をするときも創作をするときにも とにかく、役割分担の把握が重要です。 音楽にとって大事な要素をいくつか挙げていく場合、 ほとんどの方が 早いうちに「メロディ」を挙げるはず。 いつも思うのですが、...

音符に支配されない。 自由と勝手は違うので 自由の精度を上げるために日々学習しましょう。 アゴーギク、デュナーミクをはじめ、 表現に悩んでカチンコチンになってしまうケースは多いようです。 以前の筆者もそうだった...

演奏というのは、 音を弾くのではなく どういう音で弾くのかが重要です。 具体例で見てみましょう。 楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。   モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第1楽章...

驚いたことに、 進歩が見込めなくて 本番前になって 弾き込みや部分練習をやめてしまうケースがあるようです。 譜読みをしているときというのは、 新しく弾ける部分が増えてきて 目に見える進歩をしていきます。 ...