【ピアノ】無窮動の楽曲こそ、構成を分析しておく

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無窮動のような
ノンストップで常に一定したリズムがある楽曲でこそ
「隠された突っかかり」を把握しておいてください。

 

無窮動の楽曲では

ノンストップで常に一定したリズムがありますね。

では、作曲的にどのようにメリハリがつけられているのかというと、

そのうちのひとつが、構成の変化によります。

 

例えば、

モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第3楽章」

では、基本的に4小節単位で音楽が続いていくのですが、

全252小節中、

3小節単位になるところが4回だけ

2小節単位になるところが2回だけ出てきます。

つまり、

236小節ぶんが4小節単位で進んでいくので

単位が変わった数少ないところがメリハリに。

それに、単位が変わる部分というのは

「いずれもセクションに区切りをつけるオチのところで出てきている」

という共通点も見えてきます。

 

これらのような

無窮動の中に出てくるちょっとした構造の変化のことを、

筆者は、

「隠された突っかかり」

と呼んでいます。

 

無窮動のような

ノンストップで常に一定したリズムがある楽曲でこそ

「隠された突っかかり」を把握しておいてください。

楽曲理解が深まり、

暗譜をするときにも有効にはたらくので。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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