【ピアノ】「出しっぱなし×専用化」でiPadを音楽生活の手足にする方法
► はじめに
筆者は、iPadを含めたタブレットを音楽生活で活用することで多くの恩恵を受けてきました:
学習やワークへの直接的な活用:紙ベースの管理から解放され、いつでも記録出来る、記録を確認できる
楽譜、資料、メモなどの管理の利便化:かさばる紙から解放され、瞬時に必要なコンテンツを探せる
音楽生活におけるコスト削減:紙代、印刷代、ファイリング用品などの経費が大幅に削減
SNS依存との別離:スマホからSNSを切り離し、iPadでしかいじらない工夫により、回遊時間の減少
そこで本記事では、特定のiPad対応アプリを紹介するのではなく、「概略的に、どのようにiPadを手足にして2倍活用していくか」について解説します。
► iPadを2倍活用できる状態へのたどり着き方
‣ 原則、出したままにする
タブレットをいちいち引き出しの奥などにしまわないでください。「丁寧な暮らし」も悪くはありませんが、少々いい加減な暮らしの方がおすすめです:
・丁寧過ぎると、モチベーション的には悪くないが、流れは滞ってしまいがち
・そもそも、出すのが面倒で使わなくなる
・しまって視界から消えると忘れるので、使用頻度が落ちる
とにかく、使用開始までのハードルを下げるように、出したままにしてください。
また、あまり見た目も気にしないようにするのがポイントです。毎回丁寧にケースにしまわなくてもいいですし、少しくらい指紋がついていてもそのままで構いません。見た目の良さばかりに一生懸命になって、ちょっとしたことでもやることを増やしまくると、それ以外の部分で腰が重くなります。
‣ iPadでしかやらないことを決める
「iPadでしかやらないことを決める」ことで、一気に活用頻度が増えるはずです。なぜ、タブレットの使用頻度が上がらないのかというと、タブレットでやると便利なことは多くありながらも、タブレットでもPCでもスマホでも出来てしまうことが多過ぎるからです。だからこそ、あえてiPadでしかやらないことを決めてしまうのがいいでしょう。例えば、筆者の実践の一部を紹介します:
・PDFで購入した楽譜は、全てiPadで管理や分析する(必要以上に紙を増やさない)
・手書きのメモは、デジタルペンを使って全てiPadで行う(必要以上に紙を増やさない)
・作曲や編曲をする時の小編成スケッチなどは、ペンを使って全てiPadで行う(必要以上に紙を増やさない)
・電子書籍の読書は、全てiPadで行う(スマホを使わない)
・原則、iPadでしかSNSをいじらない(スマホを使わない)
・出先で文章を書くときの音声入力はiPadを活用(スマホを使わない)
慣れてくると、むしろ「持ち運びの利便性」や「小さ過ぎない画面の大きさ」を備えているタブレットという端末で集中管理することの良さが分かってきます。また、このように決めておくと、タブレットを出せないような環境には無意識に行かなくなります。
‣ 学習者にとって導入しやすい使用法
ノートアプリの活用:
音楽に関する記録やアイディア出しなどは全てペーパーレスを心がけると、管理する「物」が相当減りますし、用紙代、インク代、ペン代、ファイリング用品代などの事務用品の出費も抑えられます。デジタルペンを活用することで、「手で書きながら考える」という大事な部分は残せるのでおすすめ。
優れたノートアプリとしては、GoodnotesやNotabilityなどが音楽学習者に人気です。
また、最近では巷のピアノ教室でも、アンケートや初回記録などを生徒に記入してもらう時に、タブレット入力で済ませるケースが多いようです。
ビデオ録画とレビュー:
ピアノ練習に関して、ICレコーダーでのチェックに加え、「音+動画」でチェックできる手段としてiPadを使った記録を取り入れるといいでしょう。スマホでやる場合よりも管理が楽ですし、そもそも練習室へスマホを持ち込みたくない方にもおすすめです。
iPadの標準カメラアプリでも十分ですが、より詳細な分析のためには「SlowMo Video Analysis」のような演奏動作を細かく見られるアプリも便利です。自分の指の動きや姿勢を客観的に確認してみましょう。
‣ iPadを集中した音楽学習環境へ最適化する
1. 通知管理
学習中に集中を保つためのiPadの設定やアプリの選び方を徹底しましょう。練習中は必要なアプリからの通知のみを受け取るよう設定できます。例えば、メトロノームアプリやタイマーアプリからの通知は許可し、SNSやメールからの通知はブロックするといった使い方です。
2. SNSの制限
iPadでしかSNS(音楽、非音楽に関わらず)をやらないと決めてしまうのもいいでしょう。さらに「スクリーンタイム」機能を使って、特定のアプリの使用時間を制限することも効果的です。
3. iPadでのリソースの一元管理
iPad内での一貫性のあるリソース管理を心がけましょう。
筆者は、他にもあらゆることをiPadに最適化していった結果、カバンのサイズまでiPadに最適化された生活になってしまいました(反省しているわけではなくて…)。
今では、音楽生活において「紙」の良さと使い分けていますが、主軸はやはりタブレット運用です。
‣ 筆者の体験を交えたストーリー
筆者自身のiPad活用に関しては、一部を以下の記事にまとめています。より詳細な活用例や具体的なワークフローについて参考にしてください。
【ピアノ】iPadで始めるデジタル手書き楽譜入門:効率と創造性を両立する選択肢
► 終わりに
iPadを音楽生活の中心に据えることで、学習の効率化だけでなく、創造性の向上や時間の有効活用にもつながります。まずは本記事で紹介した「出したままにする」「iPadでしかやらないことを決める」という2つのポイントから始めてみてください。最初は慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、継続することで音楽生活が大きく変わることでしょう。
iPadを今までの2倍活用して、より充実した音楽生活を送ってください。実際に使ってみると、「あれもこれもiPadでできるのか」と新たな発見もあるはずです。
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