【ピアノ】生のピアノを購入する際のポイント 5選

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本記事では、
アコースティックピアノ(いわゆる「生のピアノ」)
の購入を検討している方へ向けて、
購入する際の注意点をご紹介しています。
アップライトにするかグランドにするかについては
家庭環境にもよるので割愛し、
もっと、購入時の注意点における普遍的な部分をまとめました。

 

■生のピアノを購入する際のポイント 5選

♬ 買う前に必ず触ること

 

購入を決める前に

必ず触る機会を作りましょう。

 

ポイントは

「ぜったいに、恥ずかしがらないこと」

これに限ります。

恥ずかしがらずに

将来の愛器になる可能性のあるピアノと良く対話すべきです。

触ることは前提として、

不安要素が多い場合は

「ピアノにかなり詳しい知り合いについてきてもらう」

というのもオススメです。

客観的な意見をもらうのもいいですし、

知り合いに弾いてもらって

そのピアノの音を離れて聴いてみるのもいいですね。

 

近年は、インターネット上で

専任スペシャリストが

ピアノの状態や音色をアドヴァイスしてくれるサービスもあります。

 

また、

はじめての生のピアノではなく、

「買い替え」の場合は

すでに調律師の知り合いがいるはずです。

その信頼しているフリーの調律師に頼るのも手。

会社所属の調律師の場合、

その会社の製品がオススメされてしまうはずなので、

フラットな目線から選ぶためにも

フリーの調律師さんに依頼しましょう。

 

ちなみに、

フリーも含めて調律師さんというのは

「ピアノ販売」もおこなっているかたが大多数。

おそらく、

「自分を仲介して買って欲しいな」

と思っているかたも多いはずです。

調律師の仲介料を含めても

展示会などでの値段よりも安くなるように

頑張ってくれる場合も多いので、

はじめから調律師さんに

購入相談をまるっとお願いしてしまうのも

選択肢としてはアリでしょう。

 

♬ 買うべきは中古

 

何でも新品は高い値段がつきます。

たとえ “ほぼ新品” というものであっても

一度でも他人の手に渡った商品は安くなります。

 

また、

1970年代後半から1980年代初頭あたりのピアノは

現在の新品よりもよい素材で作っていたものが多いと

調律師さんが話してくれました。

その方によると、

中古の良いピアノを専門員と相談しながら選び、

その余った予算(新品との差額分)で

手を入れて使うのが一番賢いとのことです。

 

手を入れる点でポイントとなってくる代表格は、

「ハンマーの取り替え」です。

あまりにも古い中古だと

打鍵するときのハンマーのフェルトがつぶれていて

交換しないといい音がしません。

フェルト部分だけであっても

全て交換すると30万円近くかかります。

判断が難しいと思うので

調律師もしくは、試弾する際の専門員に質問してみるといいでしょう。

 

また、

特に中古の場合、

試弾するときにはピアノ椅子が用意されていても

実際には椅子はついてこないケースも多いので、

本体のみの納品なのかどうか

購入前に必ず確認しておくようにしましょう。

 

♬ 将来的に現代曲にも取り組みたいのなら、3本ペダルのグランドを

 

できる限りアップライトかグランドかに左右されない内容

をご紹介していますが、

これに関しては例外です。

 

将来的に現代曲にも取り組んでいきたい気持ちがある方は、

3本ペダルのグランドピアノを選ぶべきです。

真ん中の「ソステヌートペダル」が

現代曲の多くの作品の中で登場するからです。

 

2本ペダルの機種を

後々3本ペダルに付け替えることは

不可能ではありませんが、

お金と時間がかかります。

加えて、

調律師さん曰く

もともとのピアノの音に多少なりとも悪影響があるそうです。

 

アップライトピアノの3本ペダルは

意味合いが異なります。

アップライトの真ん中のペダルは

通称「チェレスタペダル / セレストペダル」といわれ、

ソフトペダルよりもさらに音色をくもらせて

音量も極端におさえます。

ソステヌートペダルとはまったく異なる役割なのです。

 

♬ 購入時の関連グッズのセールスはすべて断ってもよい

 

ピアノを購入する際、

特に大きな楽器店を通して購入した場合は

関連グッズのセールスが飛んでくることは覚悟しましょう。

例えば、

◉ ピアノ椅子
◉ ピアノカヴァー
◉ ピアノ用クロス
◉ ピアノの研磨剤
◉ 企業名が入った楽譜クリップ
◉ 企業名が入った五線紙
◉ メトロノーム
◉ レッスンタイマー

など。

 

「ピアノ椅子」や「ピアノカヴァー」くらいでしたら

必要に応じて購入するのもアリかもしれませんが、

他はすべて断ってもいいでしょう。

 

こういうオプションは、

賃貸契約で色々な手数料を乗っけられているのと

ほとんど変わりません。

 

♬ 搬入先の経路などを綿密に調べ上げておく

 

楽器が弾ける賃貸物件の場合、

例えば

「YAMAHA C3までしか入りません」

などといった注意書きがある物件もあります。

これは、

「部屋の大きさ」というよりも

「業者が搬入経路を通れるかどうか」

がポイントなのです。

 

一戸建ての個人住宅であっても

特にグランドピアノを購入予定の方は、

 搬入先の経路を専門業者に事前確認してもらい

希望のサイズが搬入できるかを

必ず確認しておきましょう。

届いてから搬入できなかったら大変ですから。

 


 

ピアノを選ぶ際には

他にも色々な注意点が考えられますが、

それらは購入者自身の住宅環境や練習内容に影響されることを

強く強調しておきたいと思います。

まずはおおづかみに解説しましたので

これらをきっかけとして

愛器探しを始めてみてください。

 

以下の記事では、

新しいピアノの購入に伴い

現存のピアノを手放す予定の方へ向けて

「ピアノ買取業者を選ぶ際の注意点」
「おすすめのピアノ買取業者比較サービス(無料査定)」

を紹介しています。

 

 


 

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