【ピアノ】クラシックピアニストのためのリチャード・クレイダーマン楽譜ガイド
► はじめに
クラシックピアノの基礎を身につけた方が、いざポピュラーピアノに足を踏み入れようとすると、「どの楽曲から始めればいいのか」「クラシックとは異なる演奏スタイルにどう適応すればいいのか」といった疑問が生まれがちです。
そんな方におすすめできるのが、リチャード・クレイダーマンの楽曲。その音楽は、クラシックで身につけた技術を活かしながらポピュラー音楽の魅力を味わえる存在です。
本記事では、特に厳選したリチャード・クレイダーマンの楽譜を紹介します。
►「リチャード・クレイダーマン」について
日本でも高い人気を誇るフランスのピアニスト、リチャード・クレイダーマン。彼の演奏スタイルは、クラシカルなテクニックとポピュラー音楽の親しみやすさを見事に融合させています。
代表曲:
・渚のアデリーヌ(作曲:ポール・ドゥ・センヌヴィル)
・愛しのクリスティーヌ(作曲:ポール・ドゥ・センヌヴィル)
筆者は、「レディーディー」や「星のセレナーデ」がお気に入りの楽曲です。
► おすすめの楽譜
‣ 1. 原曲に近い名曲集
以下の2冊の名曲集には、「易しく編曲し直すことはしていません」と前書きに断り書きがあるので、「原曲にかなり近い採譜」で練習したい方には特におすすめです。
名曲集収載曲の特徴と魅力:
・美しい旋律と幅広い音域を活かした演奏効果
・ほぼ全曲でクラシック的な演奏技法が活きる音遣いがとられている
・手が大きくない方でも演奏可能な曲もある
· リチャード・クレイダーマン名曲集「渚のアデリーヌ」
・出版:リットーミュージック
・特徴:簡易編曲を避け、オリジナルの魅力を維持
・演奏難易度の目安:「初中級〜上級」と様々な難易度の楽曲が収載
· リチャード・クレイダーマン名曲集「愛しのクリスティーヌ」
・出版:リットーミュージック
・特徴:簡易編曲を避け、オリジナルの魅力を維持
・演奏難易度の目安:「初中級〜上級」と様々な難易度の楽曲が収載
‣ 2.「初心者向け」の楽譜選び
初心者の方は、「ぷりんと楽譜」の各種難易度別アレンジをお試しください。
段階的により高度な楽譜にステップアップしていくことで、無理なく演奏することができます。
► 演奏に適したシーン
発表会での演奏に
クラシックプログラムの中に組み込んでも違和感なく、聴衆受けも良好です。
レストラン・ブライダルでの演奏に
優雅な雰囲気作りに最適で、幅広い年齢層に受け入れられます。
ポピュラー曲への挑戦に
クラシック奏者がポピュラー曲に取り組む最初の一曲としても最適です。
► その他のおすすめアーティスト(ポピュラーピアノ)
アンドレ・ギャニオン
参考記事:【ピアノ】アンドレ・ギャニオン「めぐり逢い」難易度と弾き方解説
ジョージ・ウィンストン
参考記事:【ピアノ】ジョージ・ウィンストンが編曲した「パッヘルベルのカノン」
マイケル・ナイマン
参考記事:【ピアノ】映画「ピアノ・レッスン」レビュー:ピアノ音楽に着目した音楽演出の解説
「ルドヴィコ・エイナウディ」「ジョヴァンニ・アレヴィ」などのピアノ音楽も注目が集まっています。
クラシックピアノの学習者にとって、これらの楽曲は技術を活かしながら新しい音楽分野にチャレンジできる最適な選択肢となるでしょう。
► 終わりに
リチャード・クレイダーマンの楽曲は、クラシックピアノで培った技術を応用して、新しい音楽の魅力を発見できる貴重な機会を提供してくれます。まずは一曲演奏して、その世界を味わってみてください。
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