中級以上向け 運指学習パス
► パス内容と前提条件
本パスについて
ピアノ演奏の初中級以降の楽曲の中には、体格的に無理のあるような運指が書かれているものも少なくなく、また、全く書かれていないものも出てきます。したがって、「運指の決め方」などの参考資料もあわせて学習していく必要性を感じることが多くあるはずです。
しかし、初中級者以上の運指特化で解説されている書籍などは非常に少なく、学習リソースを探している方も多いことでしょう。そこで、多角的に運指について学べるシンプルな学習パスを用意しました。
前提条件
ピアノ演奏の初心者の方は、まず以下の記事をお読みいただき、最低でも「ツェルニー30番入門程度」の学習段階に達してから、本パスに取り組んでください。
► 2種のコースと講座
‣ メインコース(全記事必修)
以下の記事は、それぞれボリュームのある内容です。特に「運指の決め方 完全ガイド」は40項目以上の学習内容を含んでいます。譜例がついている項目は音を出しながら学習してください。
また、1〜5番まで掲載順序に従って学習することで、一番効果的な学習ができます。
1. 【ピアノ】運指に関する情報収集の方法や座学的重要視点
2. 【ピアノ】運指の書き込みによる譜読みの効率化と練習管理法
3. 【ピアノ】運指テクニックの可能性を広げる:多分できないという勝手な思い込みを超えて
4. 【ピアノ】ピアノ演奏技法:替え指の実践的活用法
5. 【ピアノ】運指の決め方 完全ガイド:演奏力向上のための技術と戦略
‣ サブコース(1曲の実演)
実演課題
以下の記事では、J.S.バッハ「2声のインヴェンション全15曲」の「全運指」解説を紹介しています。
【ピアノ】J.S.バッハ インヴェンション全15曲 練習参考記事一覧と学習ガイド
学習方法:
1. 1曲を選曲して、まずは全運指例を見ずに練習(全曲学習済みでも再度練習する)
2. 自身が使用する運指と全運指例を比較
3. 以下の点を分析:
-「どこが異なるか」の詳細な洗い出し
-「なぜ異なるか」の言語化
チェックポイント:
・運指の違いの意図を明確に説明できるか
・複数の運指パターンを試して、最適解を選択できるか
・自分なりの運指決定プロセスが明確になったか
‣ より高度な運指学習への橋渡し講座
メインコース・サブコースを修了した方向けの、次のステップへのガイダンスです。
【ピアノ】特殊な音楽効果を生み出す書法における運指テクニック
► 修了要件
・メインコースの全編完了
・サブコースの完了
・より高度な運指学習への橋渡し講座の完了
修了後の進路:
各自の演奏取り組み分野(時代様式、作曲家、ジャンルなど)に応じた、実演を通した個別の運指学習へと進みます。
► 関連コンテンツ
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