【ピアノ】出来るけど無理しないと出来ないことは無理にしない

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【ピアノ】出来るけど無理しないと出来ないことは無理にしない

► はじめに

 

ピアノ練習や音楽学習を続けるうえで、小さな障壁がチクチクストレスになることがあります。「出来るはずなのに、なぜか腰が重くなる」という経験はありませんか。

本記事では、そんな「出来るけど無理しないと出来ないこと」を見極め、より楽しく効率的にピアノと向き合う方法を紹介します。

 

►「できるけど無理しないとできないこと」を見極める

 

日頃、面倒臭いと思っているのにちょっとの利益のためにグダグダ継続してしまっていることって、結構あります。代表的なのは、出来るけど無理しないと出来ないことです。 無理というのは:

・ちょっとやだな
・ちょっと面倒だな

などと、チクチク感じていること。 こういうことは、出来る限り辞めたり解決したりする方向で処理できないか考えてみてください。実は、この小さな「チクチク感」が積み重なって、ピアノへ向かう時の腰を重くしてしまっていることがあります。

 

► 筆者の実践

‣ 具体例①:iPadからの楽譜印刷問題

 

筆者が最近辞めたことは、本当に些細なことなのですが、iPadで楽譜を書いた曲をピアノで音出しする時に、わざわざプリントアウトするのをやめたことです。 この一手間があるだけで、なーんか腰が重くなっていました。たった1分で出来るのですが、その1分が超鬱陶しいんです。プリンタの電源さえ入れれば、iPadから直でプリントアウトデータを送れるようにしてありますが、その一手間さえ面倒くさいと思っていました。

そこで、多少画面が小さくてもいいと割り切り、iPadで直接譜面を見ながら演奏するようにしたら、20パーセントくらい腰が軽くなりました。

出来るけど無理しないと出来ないことを無理にしようとせずに、その一手間を省けるのであれば、遠慮なくぶん投げてしまっていいでしょう。

 

‣ 具体例②:1階のピアノ部屋と2階での除湿機の移動問題

 

これも本当に些細なことなのですが、2箇所で共有していた除湿機の移動問題を解決したら少し幸せになりました。

ピアノの保守のために、1階のピアノの部屋と2階で除湿機を行き来させていたのですが、チクチク面倒に思いながらやっていました。しかも6kgあるので、男性の中では明らかに筋力が無いほうの筆者にとっては大変でした。そこで「物を増やしたくないな」と思いながらも2台にしたところ、当然ですが超快適に。

こういうのって、「即刻解決してしまった方が良いのは薄々分かっているけれども、現状ステイでやり続ける」のが問題なのだと思います。

 

► 終わりに

 

大切なのは、「無理していたことをぶん投げよう」と決めたことに対して罪悪感を持たないこと。潔く腰を上げて音楽を楽しく続けることこそが、最も価値あることです。

 

ピアノ練習や音楽学習を継続したり音楽環境を整備するうえでのポイントは、開始までのハードルや日頃のハードルを下げることです。一方、「【ピアノ】練習を継続させる「ハードル行動」のすすめ」という記事で書いたように、「ハードル行動」というアプローチが合う方もいます。これは、日常生活にあえて小さな障壁を設けることで:

・望ましい習慣を形成したり
・望ましくない行動を減らしたりする(これは本記事の延長線の内容)

というもの。どういったやり方が合うかは人によりけりでやってみないと分からないものです。 自身に合った方法を見つけ、より充実したピアノ練習や音楽学習を目指してみましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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