「楽曲分析(アナリーゼ)」をどのタイミングでするのかについてですが、
ざっくりした分析は
譜読みの前に一度やっておくといいでしょう。
そうすることで、
譜読みの効率が上がるだけでなく
読み間違い自体を減らすことにもつながります。
必要に応じて
後ほどしっかりした分析をするのもいいですね。
なぜ、最初はざっくりとした分析でいいのかというと、
譜読みが終わった頃には
楽曲理解が深まっているため
そのときに分析をすることで初めて取れる情報があるからです。
したがって、
◉ 譜読み後の腰を入れた分析
この2段階の取り組みをおすすめします。
ざっくりとした分析の場合は
軽めの内容でつくられている分析本を活用するのも
ひとつの手。
例えば、モーツァルトのピアノソナタの場合は
「モーツァルト ピアノソナタ 形式の分析による演奏の手引き」著 : ヨセフ ブロッホ、中村 菊子、木幡 律子 / 全音楽譜出版社
という書籍が
この段階の参考教材に適しています。
解釈というよりは分析の色が濃い参考書で、かつ、
「全構成分析は書かれているけれども、それ以外の内容はシンプル」
という特徴があるからです。
先ほど、
譜読みが終わって楽曲理解が深まったら
再度分析をしてみるべきだと書きましたが、
解釈本や分析本の種のものも
そのタイミングで再読してみてください。
加えて、さらに詳しく書かれている書籍に手を出してみるのもいいですね。
◉ モーツァルト ピアノソナタ 形式の分析による演奏の手引き 著 : ヨセフ ブロッホ、中村 菊子、木幡 律子 / 全音楽譜出版社
Amazon著者ページ
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