【ピアノ】第2回 Q&Aコーナー

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本記事では、
「Q&Aコーナー」として
読者の方からいただいた質問に回答します。

 

プライバシーのこともありますので、

内容を要約して

個人情報に関わる部分は一切伏せさせていただきます。

 

【相談内容】
先生の熱心な指導と自分のやる気とのギャップがあって
逆にイライラしてしまうが、
独学にすべきか
 

 

以下、回答です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

独学にするかどうか決めるために

真っ先に起こすべきアクションはひとつで、

レッスン1回ぶんの時間を丸々使わせてもらって

先生と会話をするしかないですね。

そのときに、

お互いの目指している方向性を確認し合ってください。

それがズレていると

経験上、うまくいきません。

 

例えば、専門教育の話になってしまいますが、

経験談を挙げさせていただきます。

筆者は学生時代、

作曲科にいながら

副科ピアノの先生に以下のように言われた時期があります。

◉ ピアノ科の学生が出る学内のオーディションに出たらどうか
◉ 門下生の発表会では、自作曲ではなくクラシック作品を弾いて欲しい
◉ 休日に自宅でもピアノレッスンをする

先生が力を入れて教えてくれるのが嬉しい反面、

少しでも多く作曲の学習へ力を入れたいと思っていた時期であり、

正直、先生のご厚意が負担に感じてしまっていました。

このときに筆者もストレスを抱えてしまって

うまく話し合うことが出来ず、

結局、たった4ヶ月でその先生の許を離れることになりました。

 

この当時に作曲の学習へ全力をあげたこと自体は

今でも後悔していませんが、

もう少し冷静に

お互いの目指している方向性を確認し合うべきだったと思っています。

 

内容からして、相談者さんの

先生の熱心な指導と自分のやる気とのギャップ」というのは

おそらく、

「自分はもう少し気楽にピアノをやっていたい」

ということなのだと思います。

もしそうなのだとしたら、

それをそのまま先生へ伝えてみてください。

そして、先生の気持ちや方針についても

伺ってみてください。

このときに先生が真摯に話に耳を傾けてくれるかどうかで

判断すればいいと思います。

もし会話が成立しないのであれば

思い切って退会するのもアリですね。

 

何がマズイかというと、

今の相談者さんもイライラしているんですよ。

それをそのままぶつけてしまったら

筆者が学生の頃にした失敗と同じになってしまいます。

 

とりあえずここまで書いてきた内容を試してみて欲しいのですが、

正直に言うと、

その先生と今後上手くやっていくのは難しいと思います。

人間の考えていることは

そう簡単に変わらないですし、

いったん、どちらかが迎合しても

結局、時間が経つと元の自分の考え方でやろうとしてしまう。

 

「方向性を確認し合ってください」

と書きましたが、

「もし微調整でお互いが同じレールに乗れそうなのであれば、継続可能」

というだけのことです。

その時点で

案の定、方向性が異なっているのであれば、

他の先生なり独学なり

別の学習環境へ動いてしまったほうが

将来的には上手くいくと考えています。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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