譜例を見てください。
このように、
「ひとつの音符の上に書かれた < > 」
については演奏方法に迷いませんか?
ピアノ曲では、
ブラームス「16のワルツ 第15番 Op.39-15 変イ長調」
などに出てきます。
クレッシェンド、デクレッシェンドの松葉のようにも見えますが、
ピアノは減衰楽器ですので
弦楽器などと違って
ひとつの音だけで膨らませたりすることはできません。
この記号は、
「ていねいに音を出して欲しい」
という意図で使う作曲家が多い記号です。
「印象的な、”動く音” にして欲しいときに使う」
と話す作曲家もいますが、
少しわかりにくいですよね。
基本的には、
「ていねいに音を出す」
と考えればいいでしょう。
別の言い方をすれば、
作曲家による「音色の指示」とも言えますね。
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