調律では、
「ピッチの調整」だけのプランではない限り、
余程手抜きの調律師でなければ
「基本的な整音」もしてくれるはずです。
一方、
この「基本的な整音」という部分に
意外と注意が必要。
ピアノのハンマーに針をさして音色を丸くしたり、
さまざまな調整をしてくれるのですが、
力のある調律師さんであっても、
隣の鍵盤同士で音色がそろっていないままになっているケースが多いのです。
例えば、中央のA音は「丸い音」でも、
その隣のH音は「カン!」といったような
「硬い音」のままになっていたり。
こういったことは
調律の後に少し弾かせてもらえば
気づくこともあるでしょう。
そして、調律師さんが帰る前に
音が硬いポイントだけ伝えて
再度調整してもらうべきなのです。
ここが、
調律の後にチェックしておきたいポイント。
もし、
「弾いてもすぐに音色の違いがわからない」という方は、
鍵盤ごとの音色のばらつきが気になってくるので、
なるべくそろえていただけますか?
などと調律前にあらかじめ伝えておくのも効果的。
この一言があるかどうかで
調律師さんの注意がまったく変わります。
調律というのは
ひんぱんにおこなう方でも数ヶ月に一度、
場合によっては数年に一度というケースも。
したがって、
一度調整してもらったピアノを
しばらくの期間使うことになります。
なるべくいい状態でキープできるように心がけて
質の高い練習を目指していきましょう。
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