【ピアノ】先生に聞けない素朴な疑問10選:真面目に答えるQ&A集 vol.7

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【ピアノ】先生に聞けない素朴な疑問10選:真面目に答えるQ&A集 vol.7

► はじめに

 

・「こんなこと、先生に聞いていいのかな…」
・「ググっても明確な答えが出てこない…」

こういった、聞きにくいけど実は気になるピアノ関連の疑問に、真面目に答えます。レッスンに通っている方はもちろん、スポット(単発)レッスンを受ける独学の方にも参考になる内容です。

 

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► 質問集

‣ Q1. レッスン料の支払い、現金以外(PayPayなど)を提案してもいい?

 

結論:基本的には避けるべき

 

現金以外の支払い方法に対応してもらえれば便利なのは確かです。しかし、支払い方法は入会前に確認できる情報であり、了承して入会した以上、後から変更を求めるのは教室の運営に負担をかけることになります。

最もやってはいけないことは、組織の中で勝手に自分のルールを作ろうとすることです。

どうしても提案したい場合は、先生との関係が十分に深まってから、「将来的な改善案として」という形で伝えるのであれば、まだ受け入れられる可能性があります。

 

‣ Q2. 先生との会話中にスマホでメモをとってもいい?

 

結論:事前に許可を取ればOK

 

スマホでメモを取ること自体に問題はありませんが、無断で取り出すと「何をしているのか」と不安を与えてしまいます。見た目の印象も良くありません。

カバンから取り出す前に、一言断りを入れることが重要です。「メモを取りたいので、スマホを使ってもいいでしょうか?」と確認しましょう。

 

‣ Q3. レッスンの最後に「質問ある?」と聞かれても、何を聞けばいいかわからない

 

結論:無理に質問する必要はない

 

この問いかけには、2つの意味があります。

・疑問点があれば解決してあげたいという気持ち
・話題を生徒主導に切り替えるためのコミュニケーション

質問がなければ「特にありません」で問題ありません。ただし、本当は理解できていないのに毎回同じ返答をしていると、先生には伝わっています。遠慮せず、疑問があれば率直に質問しましょう。

 

‣ Q4.「次回までにここまで」と言われた箇所、できなかったらどうする?

 

結論:できたところまでを明確に報告する

 

指定された箇所まで進められなかった場合は、正直に状況を伝えましょう。

 

良い報告の例

「間に合いませんでした。○小節目までは練習できましたので、そこまで見ていただけますか?」

このように、達成できた範囲を具体的に示すことが大切です。

 

全く練習できなかった場合

どんなに忙しくても、やる気があれば「全く何もできない」ということは通常ありません。もし本当に手がつけられなかった場合は、正直に理由を説明し、レッスン時間を以下のように有効活用しましょう:

・今後の練習方針の相談
・次の曲選びの相談
・技術的な悩みの質問
・音楽史や演奏解釈についての学び

 

重要な注意点

「何もやってきていません。先生、何か用意してありますよね?」という他人任せの姿勢は絶対にNGです。自分から話題を用意する姿勢を持ちましょう。

 

‣ Q5. 発表会の曲、他の生徒と被ったらどうなる?

 

結論:基本的には問題ないが、心配なら相談を

 

楽曲が他の生徒と重複しても、それ自体は問題ありません。ただし、比較されることに強い不安を感じるなら、演奏順が連続にならないよう調整してもらえる可能性があります。

大切なのは、自分から相談することです。

「言わなくても先生が気づいてくれるだろう」と期待するのは避けましょう。教室によっては年齢順や経験年数順など、機械的に演奏順を決めているため、同じ曲が連続してしまうケースもあります。

 

‣ Q6. 先生に「○○さん(他の生徒)は上手」と言われると複雑な気持ち

 

結論:自分への教訓にする

 

この気持ちはよく分かります。他の生徒との比較は、指導者のデリカシーに欠ける発言です。「やる気を出させるため」という理由を耳にすることもありますが、他者との比較によるやる気は健全な目標設定にはつながりません。むしろ、やる気を失う生徒のほうが多いでしょう。

「スリーサインルール」の導入がおすすめです。

同じような不快な出来事が3回に達したら、先生に直接伝えるか、教室の変更を検討するというマイルールを設けるのです。3回以上同じことをする場合、今後も続く可能性が高いと判断できます。

また、この経験を教訓として、自分は先生に対して他の先生の優れた点などを話題にしないよう心がけましょう。

 

‣ Q7. 先生の紹介で知り合った生徒さんと、プライベートで仲良くなっていい?

 

結論:全く問題ありません

 

積極的に交流して構いませんし、その都度報告する必要もありません。もし先生が生徒同士の交流に文句をつけたり、囲い込もうとするようであれば、その教室には注意が必要です。

一方で、2人で演奏会を開催するなど、ピアノに関連する公的なイベントを行う際は、先生にも積極的に報告するといいでしょう。むしろ喜んでもらえるはずです。

 

‣ Q8. 先生と趣味や考え方が合わないと感じたらどうする?

 

結論:まずは経験者の知恵として受け入れてみる

 

先生の方が経験豊富であることを理解し、まずは一旦受け入れてみることが重要です。どうしても受け入れられないのであれば、他の教室を検討するのも選択肢です。

 

先人の知恵を活かすコツ

新しい知識やアドバイスを試すときは、自分のフィルターを通さないことが大切です。

・「これをやってもあまり意味なさそう」
・「これをやったら、こんな感じになるだけだろうな」

このように、現在の自分の能力で勝手に判断すると、都合の良いものだけを取り入れることになり、成長の機会を逃してしまいます。四畳半の狭い世界から抜け出すためには、時に自分の判断を保留にして、素直に試してみることが必要です。

 

‣ Q9. 先生にお菓子を渡したら「気を遣わなくていい」と言われた…もう渡さないほうがいい?

 

結論:相手の反応による

 

続けてもいい場合:

・先生が嫌そうな雰囲気ではなかった(むしろ嬉しそうだった)
・節目のタイミング(初回、最終回、大きな本番の後 など)にだけ渡す
・高価なものではなく、ちょっとした品に留める

控えたほうがいい場合:

・先生が明らかに恐縮していた、明確に「今後は本当に遠慮してほしい」と言っていた
・毎回のように渡していた(習慣化すると負担に感じる人もいる)

 

重要なポイント

社交辞令ではなく、本当に迷惑に思っている先生も少なくありません。

 

バランスの取り方

迷った場合は、年に1-2回、節目のお礼のタイミング(大きな本番の後 など)に、一言添えて渡すのが適切なバランスでしょう。

 

‣ Q10. レッスン以外で先生に見かけたら、声をかけていい?

 

結論:お互いに1人で、急いでなさそうならOK

 

どちらかが誰かと一緒にいる場合は、いつもと違う状況なので、声をかけるのは避けて構いません。ただし、自分が家族と一緒にいる場合で、軽く挨拶して筋を通しておくのは問題ありません。

 

絶対のルール

一度でも目が合ったら、どんな状況でも必ず挨拶に行きましょう。プライバシーの問題ではなく、不義理をしないことが大切です。

 

► 終わりに

 

先生に聞けないこと、ググってもあまり出てこないこと、たくさんあります。そんな小さな疑問を一つずつ解決していくことでピアノ学習を楽しくしていきましょう。

 

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